【 完全予約制 】
隠れ家的クリニックとして診療しています
マスコミの取材・広告はすべて断っています
TV・雑誌に紹介されたことはありません
治療の質を保つため完全予約制にしています
なんでもお引き受けするクリニックではありません。
百貨店ではなく専門店です。支店は出さず、限定品をご予約していただいたぶんだけ、誠意を尽くしてご奉仕しています。
美肌作りと引き締めを目的とした独自のレーザー治療
瞼の形を改善する手術
耳の形を改善する手術
の三つが治療の柱です。
その他のご相談も、大江橋クリニックの診療方針に合致し、診療枠に余裕があればお受けします。原則的に自費診療となります。(ご相談内容によっては保険診療もいたします。)
形成外科医(院長)・皮膚科医(副院長)の2名が開院以来変わらず常駐し、二人で協力して安心感のある良質な医療を提供しています。顔面・皮膚領域の専門的な知識と高度で繊細な技術に定評があります。
大江橋クリニックは、患者さん一人一人に十分な診療時間を確保し、美容目的であっても怪しげで新奇な治療ではなく医学的に根拠のある治療方針について患者さんにご理解いただける言葉できちんと説明し、納得いただいた上で治療を進める方針をとっています。
開院以来15年間来院順に患者さんを次々と診療していく診療方針でしたが、その結果待ち時間が2〜3時間以上になることが多くなり限界を感じたので、診療の質を保つため2022年から完全予約制に変更しました。
一人一人の診療に十分な時間を確保するため診療内容を厳選するとともに、1日の診察人数を限定し、他にはない高品質の診療を心がけております。
人気の"大江橋マジック" をはじめとする総合美肌レーザーコースは他のクリニックの似たような治療とは一線を画する独自のコースです。「きれい」を維持するため毎月通っていただくリピーターが多くなり、新規の予約枠は希少になってきました。
「何が気になりますか?」「今日は何をしましょうか?」と毎回うかがいます。「特に何も…おまかせします」とおっしゃる方が増えています。「それじゃあ今日も引き締め中心で治療しますね!」そんな会話から治療が始まります。
ケミカルピーリングやイオン導入・超音波導入などのいわゆるメディカル・エステ治療とレーザー照射を同時に行います。いずれの施術もそれぞれ単独で美肌効果がありますが、同時に行うことで効果をさらに高めます。
レーザーリミックス治療では美肌治療の基本となる数種類のレーザーを、波長、パルス幅、エネルギーをお肌の状態に合わせてその場で調整しながらフルフェイスに重ねて照射していきます。肌の緩みやくすみ、吹き出物や皮脂のテカリなどの複数の不調を、基本的にはダウンタイムなく総合的に人知れず改善していく治療になります。
最大の特徴は、患者さんがメニューの一覧から「〇〇レーザー」での治療を、と自分で選ぶ必要はなく、皮膚科専門医が診断したお肌の状態や症状からその日その患者さんに使用するレーザーやピーリング剤、導入液などの種類をその場で決定し、場合によってはその都度自家調整して組み合わせて治療することです。
患者さんごと、治療するたびごとに治療方法やレーザーの組み合わせは異なりますが、使用するレーザーなどによって治療費が異なることがなく、当日の症状によりケミカルピーリングやイオン導入、超音波導入、数種類のレーザー照射、皮膚科専門医の診察をシームレスに組み合わせて一連の治療が構成されます。様々な治療法の適応と効果を熟知していなければ、その場で適切に組み合わせることができません。
もし治療方法や使用機種ごとに治療費が異なったり追加料金が発生したりすれば、患者さんは自分の症状にどの治療が最適か判断する際に「どれが安いか」という情報に影響されてしまい、ご自身に向いている治療を提案されても「より安い方」を選択してしまうかもしれません。また値段に差があれば「高い方が効果がある」かのような印象を持ってしまうかもしれません。適切な治療法を選択する際に、治療費の凸凹は有害な情報です。
大江橋クリニックではレーザー治療はすべて医師が皮膚の状態を見ながら行い、その場で効果判定します。治療に必要であればアレルギーなどの血液検査を行ったり、次回再診までの内服薬や外用剤等を処方したりします。血液検査や処方するお薬は症状により健康保険で行えます。お渡しするお薬はできる限り院内処方します。治療に直結しない怪しげなドクターズコスメや医療サプリ等の購入をお勧めすることはありません。
まず美容診察を受けていただき、改善に至る治療の道筋を医師と一緒に考えていきます。シミがあるからシミ取りレーザー、シワがあるからボトックス、ほうれい線にはフィラー注射、のようなお顔の一部分に囚われた短絡的な治療でなく、お顔全体・お肌全体の総合的な改善と若返りを目指します。名前は美容レーザーコースとなっていますが、治療と専門医の診察が一体となった総合診療コースです。治療の過程で症状により内服・外用薬や手術治療など別の治療の方が効果的だと思われれば、レーザー以外の治療をお勧めすることもあります。
美容手術後の回復を早めるために術後の傷跡に効果的なレーザー治療を行ったり、お顔の治療が一段落すれば気になる体の傷跡や色素沈着の治療に移行したり、お悩みに合わせて臨機応変に対応しますので、心身の美容と健康維持につながる美容のファイナンシャルプランナーのようなものと考えていただいてもいいかもしれません。
コストパフォーマンスは他院の追随を許さないと思っています。お一人ずつ、医師と1対1(治療内容により2対1 もちろん医師が2名)で約1時間半〜2時間をかけて診察と治療にあたるため、1日数人しかお受けできません。基本的には毎月定期的に通院していただく方を対象としています。
大江橋クリニックの美肌レーザー治療
治療の概略についてはトップページからのリンクも参照してください。
耳介形成術は耳の軟骨と皮膚を用いた彫刻・工芸のような手術です。材料となる変形した耳介には一つとして同じものはありません。完成形を予測して皮膚を切開し、軟骨から剥離し、変形した軟骨は削ったり曲げたりしながら理想に近づくよう縫い合わせていきます。
立ち耳を寝かせる手術やピアスの耳切れをつなぎ合わせる手術のように、主な症状が類似し一定のパターンの中に収まるならば、一応の基本術式があってそれに従えばうまくいく場合もありますが、柔道耳のような外傷性のものや、ケロイド、スタール耳などは患者さんごとに全く形が違います。(右の写真は上の下段左端の術中)手術を進める中で臨機応変に軟骨の切除縫合の仕方や組み合わせを変えていくことも多く、後から思い出しても切開線の略図を描くこともできないくらいその時その時の直感に頼って手術を進めていかなければならないこともあります。
人事を尽くして天命を待つ、と言いますが、事前に思い描いていたやり方ではきれいな形にならず、「神様が降りてくるのを待つ」ような心境で全く事前に考えていなかったやり方で軟骨を切ったり曲げて組み合わせてうまくいくこともあります。
大江橋クリニックでは開業当初から耳の手術をたくさん手掛けていましたが、最初はピアスの耳切れや立ち耳など、今では様々な美容外科も行うようになった割合簡単な手術が大部分を占めていました。最近では東京をはじめ遠方からの患者さんが増えるとともに、大学病院で行った手術の再手術や非常に複雑な変形など、難易度がどんどん上がってきました。直前まで写真を眺めては様々な事態を想定しつつ手術に臨む毎日です。
耳の手術を専門にしようと思ったのは、研修医時代の京都大学形成外科・一色教授が耳介形成手術では世界的に非常に有名であったこと、冨士森形成外科・冨士森良輔先生に様々な耳介軟骨の扱い方を深く学んだこと、一人で赴任した岸和田市民病院でいくつかの難しい症例を経験し自分なりの術式を考えたこと、ドイツ留学でヨーロッパ式の立ち耳手術をたくさん見たこと、など様々な経験が土台となり、耳介形成手術に自信があったことが大きいのですが、最大の理由は、開業当時は著名な美容外科で耳介の手術を治療メニューに載せているところがどこにもなかったことでした。それなら大江橋で質の高い手術を提供できれば救える患者さんがいるだろうと思ったのです。
現在では多くの美容外科が立ち耳やピアス耳切れなどの比較的容易な手術を診療メニューに載せるようになりましたが、経験症例が少なく技術的に劣る医療機関も見受けられます。大江橋クリニックに修正手術を希望して来られる患者さんの多くも、まず前医のした手術の後始末として不要な縫合糸を抜き折れたり切り取られたりした耳介軟骨を術前の形に近く戻すのに手術時間の大半を取られることが稀ではありません。単にお金になるからと成算のない手術を安易に行うこと、効果のない異物(ヒアルロン酸など)を注入することはやめていただきたいと切に願います。
複雑な耳の手術の欠点は時間がかかることと麻酔が切れた後痛むことです。またケロイドや柔道耳などは術後に再発したり後戻りが見られたりすることもあり、一通り形を整えた後時間をおいて細かい部分を仕上げる再手術が必要になることがあります。形を保つため長い間テーピングをしていただいたり、腫れを引かせるために術後にレーザー治療を追加する場合もあります。手術そのものよりも術後のケアのほうが大切で、通常長期にわたって通院してもらいます。
行っている施設がまだまだ少ないため、遠方からおいでになる方も多く、宿泊の問題から術後の診察回数を出来るだけ減らす工夫も必要で、まだ発展の余地がある手術です。
上の写真は眼瞼下垂の症例の一部です。凛々しさ、清々しさ、可愛らしさ、優しさ、艶やかさ、情熱、強い意志など男女で瞼の印象に求める理想が異なるので、皮膚切開する際のデザインに工夫が必要です。美容的な素養のない眼科等でとにかく瞼を上げました的な手術を受けてしまった場合、変形した瞼を自然に戻すには初回の眼瞼下垂症手術よりもはるかに多くの困難が伴います。手術はできるだけ1回ですませたいものです。
瞼の手術は研修医時代、兵庫県立尼崎病院で眼瞼下垂症手術を多数経験したことに始まり、冨士森形成外科時代には義眼床の再建で多くのことを学びました。自分のキャリアの中心にしようと思うようになったのは、ドイツ留学から帰国した後、研修医時代に教えていただいた寺島先生に再び教えていただくことができた京都桂病院あたりからです。その後城北病院時代にまぶた外来を開設して京都市内の多くの眼科から眼瞼下垂症の患者さんの紹介を受けるようになり、京都専売病院(当時)眼科に隔週で出張して眼科の先生が用意してくれた眼瞼下垂症の患者さんに対して手術を行うようになったりしてからなので、年数としてはまだ20数年といったところですが、その間にも大きな技術的発展があり、昔の患者さんには申し訳ないことですが、今の方が手術はかなり上手くなっています。
大江橋クリニックでは開業当初から眼瞼下垂症の正確な診断に力を入れてきました。多くの美容外科で、単に儲かる二重手術といった考えで正確な診断をつけずに安易に行われていることを憂慮し、なるべくきちんとした手順を踏もうと色々と勉強しました。術式は年毎に変遷を重ね、現在眼科や形成外科の手術書に様々な先生が発表されている方法のどれとも細かなポイントが異なるので、そうした点をいずれまとめてみようと思っています。
単純な二重の手術は開業してからはほとんどやらなくなりました。特に避けているわけではありませんが、大江橋クリニックといえば眼瞼下垂ということになっているようで、普通の簡単な埋没法や切開法の適応となる患者さんはほとんど受診されません。
瞼の手術は二重や眼瞼下垂だけでなく、様々なできものをとったり、たるみを改善したりする手術も多数行っています。眼瞼黄色腫や大きなホクロなど、単純に切除縫合すると変形したり重瞼ラインが乱れたりする場合に適切な皮弁を移動させて美容的にも問題のない手術をするのは難しいものです。また下眼瞼のたるみに関しては、通常の美容外科で行ういわゆる「脱脂(眼窩脂肪切除)」やハムラ法などの眼窩脂肪の移動手術には少し問題があると思っていて、独自の手術を工夫して行っています。
いずれにしても瞼の手術は顔全体の印象を大きく変える手術になるので、まずは十分に患者さんの希望を伺い、どのような方法が良いのかご相談したいと思っています。
良質の医療を提供するため完全予約制とし、美容の患者さん優先の体制にしました。見た目に関わる(美容系の)ご相談は全て自費でお願いします。保険診療は基本的には美容レーザー継続中や手術後の患者さんに限らせていただきます。
無駄な質疑応答時間を極力減らして内容のある診察にするため、問診票を兼ねた「予約フォーム」による完全予約制にしています。前もってお知らせいただいたご相談内容によって、診療受付時間を調整してお返事を差し上げています。内容によってはお受けできないこともあります。
通常の診療時間枠の診察に関しては、特別な予約料は不要です。
大江橋クリニックは開業以来、一人一人の診察に時間をかけてお悩みの本質をきちんと診断し、患者さんにご理解いただける言葉を選んで詳しく説明し、「なぜそうすべきなのか」納得いただいた上で患者さんとともに治療を進める方針をとっています。
こうした診療姿勢は保険診療という薄利多売的な医療に馴染みません。厚生労働省の想定する診察時間は多くの傍証から初診15分、再診3分程度と思われます。一般の開業医であれば、例えば皮膚科なら一日100人以上診察しないと経営が成り立たないからです。それではきちんとしたお話や込み入ったお悩みへの対応はできません。
診療の質を維持するため、完全予約とし自費診療の患者さんを優先します。もちろん美容診療を行なっている患者さんが別途保険診療を受けていただくことは(混合診療にならない限りにおいて)可能です。
保険の薬だけ欲しい、なるべく安く治療したい、美容相談をするつもりはない、そうお考えでしたら大江橋クリニックには向いていません。他に沢山ある保険医療機関をご利用ください。
混みすぎないよう特段宣伝もせず看板もあげずひっそりと診療しておりましたが、一部の時間に患者さんが集中し大変混み合うようになり、待ち時間が2時間、3時間の日も出てきたため、混雑緩和と診療充実のため、完全予約制を導入しました。予約時刻に遅れないようにおいでいただきます。初診の方はカルテ作成や問診内容確認のため診察に時間がかかります。
初めての患者さんの診察には予想以上の長時間かかることもあります。できるだけ時間をとってお話を聞き、診察し、お悩みの本質を明らかにして治療に取り掛かります。
予約時間に余裕を持たせてはいますが、前の患者さんの診療に予想外に時間がかかり、心ならずも次の患者さんを院外でお待たせすることがあります。それでも時間に追われずじっくりと相談できる時間をできるだけ確保したいと思っています。
※ 大江橋クリニックには開業以来15年以上ずっと定期的に通ってくださる患者さんもいます。基本的には何度も通院してくださっている患者さんが優先されます。気心も知れ、世間話で盛り上がることもあり、笑いの絶えない診察になることもあります。しかしそれを特権だとは思わないでください。不安を抱えて受診されている他の患者さんへのご配慮をいただけない場合は、それなりの対応を取らなければならない場合もあります。
大江橋クリニックでは、広く認められた正しい医学知識に則り、美容治療・保険診療とも、正統的な治療を行なうことを基本方針としています。
学会の治療ガイドライン等があれば出来るだけそれに従い、怪しげな治療法は出来るだけ排除します。
美容治療では往々にして最新の治療がもてはやされますが、最新は必ずしも最良ではありません。リスクも多く、実験的な治療となります。
効果の不確かなもの、副作用情報の出揃わないものは排除し、できる限り根拠と実績のある治療を行なって行きます。その結果、最新の医療機器、治療薬等の導入には慎重となるため、治療法が古臭いと感じられる方もあるかもしれません。それでも大江橋クリニックは実績と確実性を重視します。
多くの一般的な美容外科では、新奇さと即効性を重視し短期的な効果を追い求め、どのような副作用があるかわからない「最新の治療」を宣伝していわゆる「先行者利得(真似をするものが出てこないうちに高額で売り抜ける)」を得ようとします。治療そのものも短期間で終了して半年後、一年後の経過を追いません。そのため、例えば1年後に出てくる副作用や後遺症などには関心がなく、自分たちが後遺症を量産しているという意識もないでしょう。大江橋クリニックでは、一過性の満足が長い後悔に繋がらないよう、長期的な視野に立って診療を進めています。
病気は医者が治すものではありません。医師は患者さんのガイドですが、頂上へは患者さん自らの足で歩いて登らなければなりません。これは美容治療であっても同じです。
定期的に通院することは非常に大切です。大江橋クリニック定番のレーザー治療コースなどは、毎月続けるだけで他に取り立てて頑張らなくても綺麗になっていく治療です。しかし1回治療したら生涯その効果が持続するものではありません。なぜなら美容治療とは老化を予防し続ける絶えざる戦いであるからです。今日のあなたは今後の一生のうちで一番若いあなたです。時間を巻き戻すことはできませんが、時間の進行を遅らせる戦いを続けることはできます。
トラブル肌に自宅で朝晩薬を塗るのも、術後に毎日テーピングをするのも、異常に気づいたらすぐに連絡して診察を受けるのも、患者さん自身の努力が必要です。飲まずに・塗らずに治る薬はありません。これくらい我慢できるからと放置すれば再発したり悪化したりする病気も数多くあります。術後は定期的にケアしないと綺麗な傷跡にはなりません。特に美容手術後数ヶ月間の不適切な術後管理は結果を左右します。
間違った方向に歩いたら、その分時間をかけてご自身で元の位置に戻らなければなりません。
治療とは、医師と患者さんが戦友となり、肩を並べて病気と戦うことです。医療不信により最初から敵対的な態度を取る患者さんがまれにいますが、医師と患者が戦っていては共通の敵には勝てません。診察の際にはできるだけ情報を共有し、原因を探り改善方法を探ります。他院で治療を受けたのにしていないと嘘をついたり隠し事をしたり、都合の悪いことをごまかしたりする間柄では戦友にはなれません。共通の敵・病気と安心して戦うために、毎回写真を撮って記録を残すとともに、できる限りの情報を共有したいと考えています。
治療方針をご理解いただいた上で、できるだけスピーディーに症状が軽快するように工夫して行きます。患者さんの症状や体質は人それぞれです。特に初期の間は、頻繁な診察で軌道修正を図っていく必要があります。
患者さんの状態を見ながら、短いスパンで薬や治療法をどんどん変更していくことも時には必要になります。大江橋クリニックの特徴である美容レーザー治療に関しても、患者さんにより1回毎に照射条件を変えたり他の治療法を併用したりするため最初から何回コースのようなクーポンを販売したり決まった間隔で同じことを繰り返したりする計画は立てられません。照射後の診察は軌道修正してより良い結果を得るために必須です。
美容手術や形成外科手術にしても、まず体調管理に気をつけて良好な術前環境を作り、患者さん毎にふさわしい術式を選択するために、必要であれば手術までの間にも何度も通院していただきます。術後も、抜糸したら通院不要、1ヶ月みたら終わり、ではなく、手術翌日から頻回に診察し、回復を促進するための治療や指導を行います。腫れが引いて形の変化もなくなり本当に治ったと言えるようになるまで数ヶ月から場合によっては数年にわたり診察します。こうすることで術後の変形など不測の事態を未然に防ぎ、出来るだけ傷跡が気にならない、不満の少ない長期結果が得られるよう工夫をしています。
大江橋クリニックには北海道から九州まで広範囲から患者さんがおいでになります。(過去に治療した方の中にはニューヨーク、パリ、あるいはハワイ、オーストラリア、ニュージーランド、中国やタイ、ベトナム、ロシア、エストニア、ドイツ、カタール、シリア等に普段お住まいの患者さんもいました。)
長距離バスや新幹線、飛行機で(あるいは帰国のたびに忙しい旅程の中)何度も通院していただくのは時間もお金もかかり大変なことは承知していますが、例え国外からの患者さんであっても治療中は定期的に通院していただきます。それができない患者さんの治療はお引き受けできません。通院にご協力ください。
治らないから医者を変えてみる、というのは良い戦略ではありません。治らない理由を治療のプロである医者と一緒に考えるべきです。どの医師もはじめての患者さんに対してはまず一般的な治療法から試してみるものです。最初から特殊な治療を試みる医者は怪しいと思うべきです。どこに行っても同じことを言われる、同じ治療を提案される、同じ薬しか出してもらえない、というのは、真っ当な医師に出会っている証拠であり、実は当然なのです。
一般的に医師の方が患者さんよりも、医学知識も経験も豊富です。うまくいかない時にはどこが合わないのか医師と納得するまで相談しましょう。一般的な治療でうまくいかない時、隠れた原因を探るには、お互いの常識「当たり前」を疑ってみる必要も出てきます。顔の洗い方、薬の塗り方、職場環境やペットとの接触、通勤経路、好きな衣服の素材、食事習慣など思いもかけないものが肌トラブルの原因になっていたりします。例えば顔の赤みが引かないという患者さんの例では、その患者さんが来院されるたび職場スタッフの一部も顔が赤くなる、体が痒くなるという現象から、患者さんの衣服にホコリやダニなどが付着している可能性を考え、自室の頻繁な掃除を提案させていただいたこともあります。改めて尋ねてみると、その患者さんは掃除機を所有されていませんでした。
手術やレーザーの後はもちろん、様々な皮膚のトラブルは、調子が良くなってからのひと頑張りが再発を防ぎ、完治に結びつきます。
だいたい良くなったから、と通院を途中でやめてしまうと、残っていた種火が徐々に勢いを増し、前よりも治療が難しくなってしまうことがあります。これでよし、終わり、もう大丈夫、というまで治療は続けてください。後一踏ん張りが一生の快適さにつながります。
院長・井上と副院長・小川は、違うようで良く似た、同じようで一味違う経歴を歩んできました。二人とも形成外科と皮膚科、両方の研修を経てキャリアを重ね、美容外科クリニックでの勤務経験もあり、一人で美容外科・美容皮膚科を開業しようと思えば出来たでしょう。
しかし、不思議な出会いを経て二人はお互いに信頼しあい、自分のより得意な分野に診療の中心を少しずつシフトし、協力して診療に当たる形成外科医と皮膚科医になりました。(お互いの得意分野は治療を続けている患者さんにはお分かりと思います。)これまで十数年の間、二人が隣同士の診察室で別々に診療しながら互いの診療を折に触れて手伝い、重なり合う部分もありながら原則的に守備範囲を分けることで、全体としての大江橋クリニックは、より大きく深くなりました。
完全予約をきっかけに、二人の診察は融合し、一つの診察室を共有して交代で診察し、また同席して二人の意思で治療にあたるようになりました。もちろん今日も、お互いに相談しあい、相手の領域を、意見を尊重しながら、できることは協力して日々の診療に当たっています。
切開処置や手術、レーザー治療など外科的な処置が主体となる症状は主に院長が担当し、塗り薬・内服薬や皮膚科的な治療が診療の中心になる、じっくりと説明を必要とする症状は副院長が受け持ちます。それぞれの医師が自分の持ち味を生かし連携して治療に当たっています。同じ症状に対しそれぞれの医師が違う言葉・表現で説明したとしても、本質的には同じ医療であることを、大江橋クリニックでの二人の診察を経験した方は理解していただけると思います。
手術やレーザー治療に際しては、充実した治療をゆっくりお受けいただけるように、予約枠もゆったりと設定しています。5分刻み、10分刻みではなく、半日に1人か2人の予約しかお受けしていません。特に手術やレーザー治療中は万一に備え二人の医師が揃って患者さんを見守る体制をとっているため、施術時間にはその他の診療はストップし、院内はその患者さんの貸切状態になるようにしています。今まで深刻な事故やトラブルは1件も起こしていません。その反面、予約が取りにくかったり長時間お待たせする場合も生じます。
美容手術もレーザー治療も完全予約制として、できるだけゆったりと治療できるようにしています。
診察室の奥には美容治療と手術・レーザーの患者さんだけがお過ごしいただける専用スペースをご用意し、ここちよく治療が受けられるようにつとめております。診察室内には洗面台や複数のドレッサーがしつらえてあります。手術も同じ部屋で行えます。コーナーには専用更衣コーナーがあります。
診察室に飾られている様々な絵画や家具調度は、時々取り替えて模様替えし、雰囲気を変えています。取り立てて説明や表示はしていないため気づかれにくいのですが、絵画や家具類の多くはオーダー品、特注品、一点ものであり、あまり他ではご覧になれないものです。国内でもほぼここにしかないレーザー機器と共に、大江橋クリニックの特徴となっています。稀少性に気づいていただけると嬉しいです。
基本的には患者さんの予約が重ならないように工夫しており、お一人で自由にお過ごしいただけます。
セキュリティには力を入れており、入口前、診察室には赤外線感知システムと連動した監視カメラが複数設置され、盗難や犯罪を未然に防いでいます。外部からの問い合わせには本人確認を徹底するなど、個人情報保護には細心の注意を払っています。
患者さんの個人情報管理にも注意を払っています。外部からの電話やメールでの問い合わせには、ご本人からと確認が取れない限り応じません。病名や通院履歴はもちろん、些細な情報であってもご本人の同意がない限り外部には漏れないようにしています。
保護者の管理下で成長の過程にあるお子様に関しては、小児科で相談されることを強くお勧めします。症状の変化が早く(時には時間単位)幅広い対応力が必要とされます。また大江橋クリニックの治療の中心となるレーザーや手術に際しては、不安や体動を避けるため多くの場合麻酔が必要となり、ご本人よりも保護者の同意が優先されるなど治療の特殊性があります。
原則的に15歳未満の患者さんの初診は受け付けていません。お子様はまず小児科受診をご検討ください。大江橋クリニックで行う治療はご本人自身の理解のもと、同意のもとで進めるべきものと考えています。