臍形成手術
〜 Umbilicoplasty 〜

出臍の手術の一例 右は術後10日目で抜糸済みです。
直前までスポンジ圧迫していたため丸く凹んでいます。

臍の形を整える手術を行っています。
いわゆるでべその他、形が不正である場合なども症状によっては修正可能です。体質によって周囲に線状の傷跡が残ってしまうことがあります。
ヘルニアによる場合は、外科をご紹介する場合もあります。

臍形成手術

でべそ形成や、臍の形を変える手術です

突き出している部分を切除するだけでなく、自然な形になるように形成します

盛り上がっている皮膚を切り取るだけでなく、左右の筋膜を寄せてしっかり閉じる操作が必要で、形をよく仕上げるためには適切な皮弁を選択する必要があります。必要に応じて植皮などを行なうこともあります。上記の症例ではケーキを切り分けるような*型の皮弁を作って形成しています。元の形によって色々な形に切開します。

小範囲の手術ですが深い筋膜などを触るので、術後に痛みが出やすくしばらく安静にした方が良いと思います。
術後1ヶ月程度は臍の形を安定させるため、臍の上や周囲にスポンジや綿花などを置き圧迫固定する必要があります。入浴はできますが、運動は1〜2週間程度お休みした方が良いと思います。
体質や術後経過によっては肥厚性瘢痕やケロイドが発生することがあり、長期の治療が必要となる可能性があります。

いわゆるデベソは臍ヘルニアと呼ばれる状態(腹直筋の筋膜が左右に解離して開き、その間から腹膜が突き出した状態)であることがあり、ヘルニアの診断がつけば、両側の腹直筋の筋膜を縫い寄せてヘルニア門をきっちり塞ぎ、臍の穴と腹腔内の交通を遮断する必要があります。

術後がとてもたいせつです。腫れが納まり傷が固まるまできれいな形が保たれるようにテーピングなどをします。

手術直後よりむしろ術後しばらく、内臓痛のような軽い腹痛が残ることがあります。長期間の継続的な受診が必要になります。

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