耳輪埋没症は健康保険で治療できます

<図:耳輪の埋没は軽度ですが、他にも変形を伴っています>

耳介軟骨は成長の過程で様々な変形が起こりうる部位です。教科書にあるような標準的な耳の形は、むしろ少ないかもしれません。しかし、高度な変形を伴う奇異な外観はコンプレックスにもなり、できれば「普通の形」に近づけたいものです。

耳輪埋没症とその類症は、健康保険の「耳介形成手術(耳介軟骨形成を伴うもの)」を適用して保険の手術が可能です。大江橋クリニックでは、こうした耳介形成手術を数多く行っています。
ただし、変形の程度によっては一旦変形した軟骨を切除し、形を直してから再移植するなどの「軟骨移植術(自家軟骨を用いるもの)」が必要になったり、展開した耳介が術前より大きくなるために覆う皮膚が不足し「皮弁作成・移動術」や「全層植皮術」などが必要になることがあります。
この場合、それぞれの手術は保険上別個の手術として扱われるので、これらを合わせた手術料がかかります。
耳介の手術は近年難易度が見直されて手術料が上がっている手術の一つです。術者としては技術を評価していただけてありがたいのですが、患者さんにとっては比較的高額な手術になります。複数の手術を合わせて行なった場合、健康保険の3割負担で、片耳の手術料がおよそ10万円から15万円程度の自己負担となります。医療保険の適応にはなるのですが、一時的には相応の費用を用意しておかなければなりません。

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