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大阪市北区医師会

夏の情景(イメージ写真)

副院長の美容コラム

>>編集中<<

2010年頃に書かれたもので、内容が古くなったものもありますが、そのまま載せています。

以下はたくさんの文献を参照し、専門の先生方からもご指示をいただきました。
論文ではないのでいちいち引用元を挙げることはしませんがお教えいただき厚くお礼申し上げます。

レチノイド・ハイドロキノン療法

ハイドロキノン

院長がハイドロキノンを実際に治療に使っていたのは平成の初めころです。
全国的なブームになる10年ほど前のことでした。手作りでクリームを作っていましたが、濃度を高めると刺激症状が出てくるため、使いにくいものでした。

院長によると、その当時の京都大学皮膚科教授であった今村先生が、
「えー、そんなもん使って大丈夫か?」とおっしゃったのを覚えているとのこと。

もともとハイドロキノンは戦後、漂白剤としてほくろの色も取れると出回ったものです。
ですが、日本人の肌に使うと、白斑になったりというトラブルが多く見られました。
ちょうど現在話題になっているロドデノールのような被害もでていました。

細胞毒性があってメラニン細胞を障害したため白斑になる人が続発し、当時の厚生省が一旦禁止した成分です。
その後当分は、「まともな」皮膚科はハイドロキノンに手を出さないといわれていた薬品です。

ハイドロキノンは、細胞毒性があって、高濃度にしづらく使いにくいのです。
また高濃度にすると刺激性が出てきて赤くなる人が出てきます。

出だしの最初のころは、刺激を押さえるためにわずかにステロイドの外用剤を混ぜて売り出していたクリニックがほとんどでした。

一時は使用したこともありましたが、大江橋クリニックでは現在のところ積極的には取り扱っていません。
最近化粧品会社などが関与して研究が進み、安全性も徐々に高められていますので、状況によってはまた使い始めるかもしれません。

2000年頃には化粧品業界の要望で、化粧品にもハイドロキノンを混ぜることが禁止されなくなりました。ただし当初は化粧品に入れてよいのは1パーセントまででした。

そうするとあまり効果が無く、より効果を求める人は外国製の4パーセントの化粧品を求める人多くなりました。

美容も流行もブームはめぐるのだと思わずにはいられません。

レチノイド(トレチノイン)

東大形成外科の吉村先生がレチノイドでしみが取れるとして発表され、今も一部では使われています。

レチノイドはビタミンAの一種で、角質細胞のターンオーバーが早くなることから、シミの色が早く抜けるのではないか?と考え出されて使われるようになったのです。

これも、戦前派の古い皮膚科の先生は手をだすな!というのが、見解でした。

長い間忘れ去られていた薬品でしたが、アメリカでブームが来て、日本に再上陸したと言うのが今回のブームを引き起こした原因です。

最初はごく低濃度でも効果が出るのですが、しばらく塗り続けると、結合タンパクが増えて皮膚の中の濃度が下がり効果が落ちてきます。
そこで倍々ゲームのように高濃度の物を使う必要が出てきます。
使い続けるとレチノイドは結合タンパクとどんどん結合し、結合タンパクが増えてフリーのレチノイドが少なくなっていくので、同じ濃度だと、すぐに効果が無くなってしまうという理屈です。

その結果、炎症反応はどんどん強くなり、塗ったところが真っ赤になってしまいます。

炎症反応があると真っ赤になるので、それを抑える必要があります。
吉村先生は最初はステロイドを使っていましたが、ステロイドで炎症を抑えるとシミも取れなくなると言う理屈から、 そのうちにハイドロキノンのみを使うように改めました。

すると赤みがなかなか引かないので、炎症後の色素沈着を押さえるため、赤みが収まるまで長期間ハイドロキノンを塗り続けなければならないというジレンマに陥ってしまうのです。

濃度が薄ければ、細胞毒性も刺激に対しても問題がないですが、効果があまり出ないと言われていました。
ただ、吉村先生は炎症反応が強くないとシミは取れないという立場でしたが、実際の経験として、低濃度をずっと使い続けても、効果はありました。

今のところ、皮膚の基底細胞は50回分裂すると、もう分裂しなくなると言われています。
レチノイドを使い続けると表皮は薄くなり、ターンオーバーが早くなることから、基底細胞をどんどん上皮化させるので、老化を早めると警鐘を鳴らす先生もいます。
また、どんどん分裂させるのに、炎症をおこして分裂を早めるのでどうしても赤くなってしまいます。

その辺が、この治療方法が流行らなくなった所以だと思います。

その他の方法は?

以上を鑑みると、色を取るべき治療でかえって赤い色をつけてしまうのも何やら解せないことのように思います。

また、シミはそんなまどろっこしい事をしなくてもレーザーで取れるというのが見解です。

大江橋クリニックではレーザー治療に軸足を置いています。

外用剤で生じた赤みはとても頑固でなかなか治りにくいことが多いようですが、これもレーザーにより効果的に治療できています。

顔はパスポートです

誰か事を思い出すとき、必ずその人の顔を、まずは思い浮かべるはずです。
ある実験があります。
子どもたちに、不特定多数の、たくさんの顔写真をみせます。
この中で良い人は?悪い人は?と聞きます。
ほとんどの子供が、良い人には童話の絵本に出てくるような、典型的なエンジェル役の顔に当てはまりそうな顔を、
悪い人には典型的なヒール役に当てはあまりそうな顔を選び出します。
これは、子どもだけに言えることでなく、大人の受ける、あなたの第一印象にも当てはまるかもしれません。
とすると、すんなりと最初から良い評価をもらえるためには、写真や第一印象で自分を相手に理解してもらうには、
これらを利用すべきだと思います。

顔はコミュニケーションの成立に不可欠なツールです

人間は、ちょっとした表情筋の動きで、他人の真意を読み、コミュニケーションをとる事ができます。
大人になればなるほど、その技術は高度化します。
他人のちょっとした表情筋の動きを見て、例えば目の色、唇の傾き、眉の動き、首の些細な動きから、言わない方がよかっただろうかと後悔したり、悩んだり、喜んでもらえたとうれしくなったりします。
その技術は、文明が高度化した場になればなるほど、高度化します。

歓迎しない知事の名刺をもらった途端に二つに折った県職員がいました。実際に、どんなに不快であったとしても、良識あるジェントルマンであればあのような態度は取らなかったでしょう。あれは、あの地方でのみ通用する独特のコミュニティなのだそうです。

この技術、筋肉のちょっとした動きをうまく表現できない、あるいは読み取れなくなると、コミュニケーションが成立しなくなります。
つきあいづらい感じを与えてしまたり、相手の行動が予測不能に思えたりすることになります。

インターネットが進化して、必要な情報を得るために人付き合いをしないといけない場面もすくなくなりました。
その分、人の顔から表情を読むことを訓練しなくとも、社会で生きていける職場も多くなったのも確かです。
すると、人の表情をみて我が表情を直すことができなくなる、フィードバックができなくなります。
よって、余計に感情を外に表しにくくなったり、どう表現して良いか、さじ加減が分からなくなります。
この壁を破るには、やはり笑顔が必要になります。

笑顔は、「私はあなたに危害を加えませんよ。」という意思表示になり、そして相手からも好意を得やすくなります。
自信のある笑顔は何ものにも勝るコミュニケーションの最強ツールです。
顔は、円滑に世間を行き来するための、パスポートです。

美容皮膚科のあるべき姿 自信を得て生き生きと社会を渡れる自分をつくるところ

大江橋クリニックの美容のあり方について

美容クリニックとは、「美しさ」という価値観を創造する場所であるべきで、「美しさ」も、大江橋クリニックはカルチャーであると考えています。
美容を通して、クリニックは「美しさ」を単なる使用価値だけでなく、カルチャーに仕立て上げる場であるべきと考えています。
姿勢良くお話しする、美しい笑顔の作り方、チャーミングなほほえみ方を沢山の女性を拝見してアドバイスする、その役目を背負っていると考えています。
よく「日本古来の美意識とは?」「本来、美容はどうあるべきか?」と意見を求められますが、それは手段だけのことで、到達地点は、「自分に自信を得る事」だと思っています。
社会の中でいかんなく自分の能力を発揮できるように。
何かコンプレックスがあるとなかなか、自分をうまく表現することができなくなります。
自信満々の方には必要のないものでもありません。
飛躍の鍵になるものがそこにはこめられているからです。
また、手っ取り早くスランプから脱出する方法でもあります。
自信がなくなったら、美容をしませんか?
と大江橋クリニックではアナウンスしてきました。
自信がなくなるとどうしても顔が下に下がり、目に力がなくなり、顔に表情がなくなり・・・
では自信がついたら?
顔を上げて、目がキラキラして、表情豊かで・・・
その感情がでる顔、つまり感情がくみ取りやすい顔特にプラスの感情を表現した顔を、人は魅力的と評価するのだと思います。
その自信をつけるのに、美容は即効性のある手段です。

キレイになったあるいはキレイになりたいという欲は高度な欲で、それを手に入れると人は大きく自信をつけるからです。
自信満々の方には必要のないものでもありません。
飛躍の鍵になるものがそこにはこめられているからです。
大江橋クリニックは美容をこう定義しています。

きれいに居続ける人の秘訣は?

私は、正確な情報をつかんでいること(理論と照らし合わせ、何が正しいか判断できること)と、
早めの治療を心がけていること(少し気になる程度で治療を始めていること)だと考えています。

たとえば、最近の40代ターゲットの雑誌には、シミやクスミなどを何日で”薄く”するか?といった治療が報告されています。
ですが、本当に雑誌の情報を実行している人も、そして、そんな姑息な治療で満足している人も、現在は、ほぼ存在しないと思います。
ご存じの通り、シミもクスミもメイクで隠れるくらい薄くなっても、必ずこれらはまた再発します。
しかも、長年のとり切れていないシミやクスミが、きっちり取りきらずに、長くおいていると、取りにくくなってきます。
治療を最後まですませてしまうこと。
それがコストの面でも、かなりリーズナブルにすみ、気分的にも、随分と気楽になれると、ほとんどの人が知っているはずです。

もしも、雑誌の情報に踊らされそうになった友達がいたら。
あなたなら、彼女に教えてあげるはずです。
「レーザーなら一発で治るわよ。一回で治しきってしまった方が得だし楽よ。」
こういった情報を、お友達同士や家族で交換しあい、気になるところを指摘しあって治療しているので、<正しい情報に基づいて正しく早めの治療ができることではないでしょうか?
もし、残念ながらそういったお友達や家族に恵まれていないなら。
そういうあなたは、信頼できる美容外科医や美容皮膚科医を味方につけるとよいでしょう。
はっきり、「こうしたほうがいい。」
「こういった治療はしたほうがいいが、あの治療は医学的根拠がなく、効果的ではないためやめたほうがいい。」
ときちんとアドバイスしてくれる、かかりつけ医師をもつことが、本当は、あなたをキレイに導く一番の近道なのです。

脳に刺激を与えることもキレイの秘訣

キレイを維持するのは、脳と身体を刺激する必要があることはよく知られています。
脳を刺激するのに手っ取り早い方法は、アートに触れること。
それは、音でも絵でも造形物でも劇でも同じ効果があります。
素材、手法、表現方法に制限はないようです。
自身が思いつかないような未知なる体験を得られ心身が共にざわめくような感覚をもたらします。

クリムトはこういっています。
「私は自画像をかかない。それは私は私自身に興味がないからだ。私を知りたいと思ったら、私の作品を見て欲しい。私の作品をみれば私がわかるだろう。」

私たち来場者は、作品が創作者とコミュニケーションを取れる唯一の手段です。
作者は来場者が未知なる刺激を求めて来場することを予期して、作品を生みだしています。
よって作品は創作者のエネルギーの凝集です。
アートというエネルギーを得ることは、若々しい脳を生み出し、それにより若々しい身体をもたらします。
大江橋クリニックの近隣には、たくさんのアートを鑑賞できる場所があります。
リンク集をご参照いただければ幸いです。

美容皮膚科はあなたの気持ちが相手にうまく伝えるお手伝いをするところです

大江橋クリニックの美容皮膚科のモットーです。
このモットーに共感していただいた方に数多くお話してきました。
相手の気持ちをくみ取りながら他人と共存する社会で生きていく私たちにとって、顔はとても重要な働きを担っています。
ですが、親からもらった顔が好きで好きでたまらないとても幸運な人ってどのくらいいるのでしょうか?
自分の顔を好きで好きでたまらない人は世界でどのくらいのいるのでしょうか?

もし、好きならば益々魅力的になるように。
もし、嫌いならば、自分の顔を好きになるために、自分の気になるところを一つ一つ、治療しませんか?

毛穴、フェイスライン、目の形、唇の形、すべてのパーツがすべて完璧なラインを持ち、形を持つ人は、ほとんどいません。
自分に自信をつける手段は様々です。

スキンケア診察では、表情筋の使い方から毎日のお手入れの仕方を、そしてメイク方法、レーザー治療、手術、内服治療などなどを、お望みに合わせて追加していけます。
うまく気持ちが伝わるお手伝いをさせていただけたらと思っています。

かかりつけの美容皮膚科をもつこと

日本も、かかりつけの美容皮膚科医を持つのが習慣になりつつあるようです。

お家でしっかりケアしているつもりでも、ケアができない部分をメディカルの力を使って治療することが、美容皮膚科のお仕事です。
ちょっとしたアドバイスで解決することもありますし、治療方法のご提案をすることもできます。

具体的に、クリニックで治せるお肌のお悩みは、多いご相談として、
ニキビ、ニキビ痕、くすみ、たるみ、シワ、シミ、毛穴の開き、口角などのさがり、などがあります。
プロによる医療行為ですので、お値段はお家のケアよりも張りますが、その分効果を実感しやすく、人にばれない治療、即効性のある治療などオーダーに対応できます。
化粧品、乳液、保湿剤をうまく使いこなせるようにアドバイスをすること、そして医学的な効果をお伝えすることも、美容皮膚科の役目です。

以前、バージンオイルに抗酸化作用があるとしたコマーシャルがうたれ、オリーブオイルの一番絞りはおおいに売れたようです。植物オイルの酸化防止作用物質は主にビタミンEとされています。
ですが、オリーブオイルのビタミンE含有量は、菜種オイル、大豆オイルと比べても随分と低容量です。
オリーブオイルが普及したのは、乏しくなってきた国庫を増やすため、オリーブの生産を奨励しただけのことだったのだとか。
フランスのルイ16世がオリーブオイルを用いた石けんの税を大幅に減免したおかげで、オリーブオイルが有名になったのだそうです。
当時は、美容に特別良いとは誰も言わなかったし、美容目的では広まりませんでした。

魅力とは?

1994年のネイチャーに報告された論文の中に、顔の平均を取った顔は魅力的であると評価された。
魅力的な顔を集めた平均の顔はもっと魅力的であると評価された。
またその魅力的な顔の中で、魅力的な部分をさらに強調した顔はもっと魅力的だったという論文があります。

魅力とは何か?
つまり分かりやすい顔が魅力的と判断したということになります。

平均というのは、大多数なのだから、この世はすべて美女美男になるかというと、そうではありません。
全てが平均的な顔というのはなかなかないからです。
では平均に近づけるには?
平均は時代や文化とともに進化します。
よって魅力は変化するのです。

進化や変化についていくためには、常日頃からメンテを繰りかえすことです。
そのより進化した魅力を分析し、世に普及させるのが美容外科、美容皮膚科の役目です。

ベビースキーマ

例えば、「会社や家で優しくされなくなった。」と思ったら?
動物行動学も取り入れて治療を勧めています。
いわゆるカワイイ顔に近づくように自分を作ってみるのも一つの方法です。
言葉で表現すると、額が大きく、顎が小さく、目と目の離れた顔。
この、赤ちゃんの特徴を捉えた顔は、「ベビー・スキーマ」と呼ばれ、人間の保護したくなる欲求をくすぐるとされています。
ディズニー、サンリオなど人気のあるキャラクターは、この「ベビー・スキーマ」を上手く利用しています。
シンデレラ、白雪姫を思い浮かべてください。
この「ベビー・スキーマ」を見いだすことが出来ると思います。
ディズニーが世界を圧巻したのには、このカラクリが指摘されています。
「保護したくなる欲求」、この欲求は動物行動学の上で解明されたメカニズムです。

年齢不詳になる

「年齢不詳になる」という言葉が溢れています。
女性たちのあいだで「年齢不詳になりましょうね。」は合い言葉ともなりつつある勢いです。
ですが、「年齢不詳ですね。」と言われたら?
もともと不詳とは、つまびらかならずという意味で、つまり、はっきりしないことや詳しくは分からないことという意味しかなかったはずです。
用法としても、「被害者の身元は不詳のまま・・・」や「職業不詳」、せいぜい使ったとしても「作者不詳」などというなにやらどうも”あやしい”というニュアンスが漂う言葉として使っていたはずです。
人は人を評価する際、瞬時に多角的に総合して判断を下しているとおもわれます。
例えば子ども相手なら、自分の経験と照らし合わせて、「体重がこれくらいで、歯が何本生えていて、このくらいの遊びをしているなら何歳程度かな?」というように。
きっと「年齢不詳」とは「若く見える面もあることはあるけれど、実は年をくっているね。あなた。」と値踏みされたということで、「あらがっていますねぇ。でも寄る年波にはかないませんなぁ。」と哀れみがこもった言葉かもしれません。
なぜなら本当に身も心も、正真正銘若く見える人には、「年齢不詳」とは使わないでしょう。
また、そこには「人間としてうまく年輪を重ねられなかった人」や「若つくりをして痛々しい人」という意味も込められていないかと、ついつい探ってしまいます。
年齢を重ねると言うことは、見かけだけでなく、生き方、考え方などすべての要因をあくまでも年相応に身につけていくということが義務のように教えられてきたからかもしれません。
もちろん言語は多様化します。
新しい意味あいを含んできたり、あるいは全く違う用法になる言葉も多くあります。
少なくともこの「年齢不詳」とは、これからも注目株である言葉ではありそうです。
最近は、「美魔女」という言葉も普及しています。
中世では、「あいつは魔女だ!」と他人に指差されないように、火あぶりに処されないように暮らしていたようです。
最近では、「我こそは美魔女である!」と競って手を挙げられる時代になりました。
中世の人々が聞くと、目を回すかもしれません。
私たちは、まず、人の考えや生き方は様々であるという共通認識の行き渡った幸せな時代に生きていることに感謝すべきかもしれません。

何針縫ったの?

手術の糸は、号数によって太さが変わります。
私が子供の頃は、手術糸は、1号から7号までしかありませんでした。
7号というと、凧糸みたいな太い糸です。
1号絹糸は雑巾を縫うような太さです。
手術の技術が繊細になり、もっと細い糸が必要になりました。
まずできたのが、0号の手術糸です。
それより細い糸は、00号、000号と呼ばれました。
で、徐々に0数が増えて、00号の糸は、2−0号と呼ばれるようになり、000号は3-0号と呼ばれるようになりました。
今では、形成外科で使う最も細い糸は、12-0ぐらいまでです。12-0は肉眼ではほとんど見えません。顕微鏡手術専用です。
肉眼で普通に扱えるのは9-0くらいまでです。
ただし、メーカーによって号数の規格が違いますので、太さが少し変わります。
大江橋クリニックでは、同じ号数でも、細い方の糸のメーカーを採用しています。
顔の手術は、通常7-0から8-0を使っています。
体は6-0、足の裏や頭の中は5-0と少し太い糸を使っています。
5-0が、髪の毛と同じくらいです。
また、糸には使用部位によって白糸(透明、クリア)、青糸、黒糸を使い分けます。
たとえば、頭の中を黒い糸で縫うと、髪と糸の見分けがつきにくくなることがあります。
よって、黒い糸の他に薄青の糸を使ったりするのも、一つの方法です。
余談ですが、以前、白糸と呼ばれる透明な糸を、オレンジ色に染めようと紅茶で染めてみたことがありましたが、糸を結ぶと、結び目の色が真っ赤に見えて、まるで血の点のように見え、使い物にはなりそうにもありませんでした。
眼瞼の手術をした場合などは7-0号を使うので、眼瞼の手術をした後、糸がついたまま、めがねをかけて仕事に出られる方が多いです。
さて、何針とは、以前、外科の先生がひと針1センチというキズの長さを計る目安にしていたものです。
昔の基準で、プロレスラーが100針縫ったという記事と、今の基準で100針縫ったという記事では、条件がちがいます。
形成外科や皮膚科的には、何針縫ったか?ということは、あまり重要視されなくなりました。

レーザー

レーザーとは、LAZERと書き、light amplification of stimulated emission of radationという言葉の頭文字を、つなぎ合わせて作られた略語です。
日本語に直訳してみると、誘導放出による光の増幅となります。
よって、レーザーとは、簡単にいうと、光を増幅したもの、ということになります。
ちょっととらえにくい説明ですね。
タルミ治療=フォトRFなどといったキャッチ広告が様々な媒体でうたれ、その効用や効果がはっきりと説明されないまま、最新レーザー治療などという文字が先走り、まるで万病に効く魔法の光のように、もてはやされています。
光という概念が、なかなかピンとこないからかもしれません。
たとえば、フラッシュランプとレーザーの違い。
実はこれらは全く異なるものです。
フラッシュランプはカメラや携帯のストロボと同じような物です。
単一波長のレーザーではなくこれらは、様々な波長の光の混合です。
とあるレーザー機器メーカーは、「うちはレーザー屋だから、フラッシュランプは造らない。ランプはランプ屋にまかせておけばよいものだ。
我々はレーザーのみを造り続ける。」と話していたことを思い出します。
フラッシュランプは、カメラや携帯の夜間撮影の時に光るストロボのようなものです。
それを強力にしたもので、これらを使った物をストロボ光線治療、フラッシュランプ、IPL、I2PL、光脱毛治療などといわれるものです。
フラッシュランプはレーザーではなく、多様な光の束なので、レーザーのように波長を一つに絞ることができません。
例えば太陽の光を例にとると、UVA、UVB、UVCなど色んな光が入っています。
フラッシュランプはそのように色んな光がはいっているものです。
ですが、レーザーは、たった一つの波長だけを出します。
例えば、ルビーレーザーは本当にレーザーの中にルビーが入っていて、ルビーに高電圧をかけてあげるとルビー特有の波長がでます。
ルビーレーザーはメラニンによく吸収されるので、色素病変におもに使われます。
レーザーなら、この波長は特に赤いところに効果的です、この波長は特に黒いところに効果的です、とご説明できますが、フラッシュランプは光の束なので、出力を赤いところに効くように赤いところは強く、黒いところは弱くといった細かい設定ができず、よって、トラブルを引き起こさないようにするために弱い出力であててしまうようになり、1回での効果を求める人には不満足な結果となることが多くなるのはそのためです。
具体的には、タイタン、IPL、I2PL、フラッシュランプ、フォトフェイシャル、光治療、光脱毛などはレーザーではなくフラッシュランプの治療となります。オーロラなどはランプ治療にRFという電磁波を併用した治療ということです。

レーザーとフォトフェイシャルの具体的な効果の違いは?

光(フォトフェイシャル、IPL、I2PLなど)とレーザーの効果の違いについて

杏林大学久保田潤一郎先生と大城クリニック(日本で一番最初にレーザーを導入したクリニックです)の、共同実験の論文によると、
90匹のラットを30匹ずつに3群に分けます。
1、レーザーを照射したラットと
2、発光ダイオードを照射ラットと
3、何も照射しないラットの3つを比べました。

いずれも1回のみ照射しました。
すると、1、の、レーザーをあてたラットのみが血流がよくなりその効果が3~4日続きました。
レーザーでない光を当てた群は何も当てないものとほとんど変わりがなかったと結果がでました。
同じエネルギー密度を使っているので、熱で血管が拡張したわけではありません。
顕微鏡写真では、1、のレーザー照射したラットのみ1週間経っても血流がよくなっていたと結果が出ています。

肌が黄色くなったり、ごわごわして化粧水が入りにくい感じ

お肌が触るとかたい感じになったり、化粧水がはいりにくい感じになったり、黄色っぽくくすんだ感じ、ゴワゴワした感じ。
家庭用のエステ機器ではうまくリカバリーできにくいことが多いです。
角質はうまくターンオーバーできなくなると、固まってしまい、黄色い肌になります。
硫酸化したケラチンが、うまく還元できないために、接着したままになり、加水分解できなくなるからだと言われています。
古い角質細胞が剥がれにくくなるために触った感じが固くなります。
よって、スチームを当てても当ててもお肌が柔らかくならないのです。
さて、加水分解をすすめるためにはいくつかの治療方法があります。
状態によりますが、主に、ピーリング、レーザーで治療ができますが、スキンケアの方法を見直すことも一つの方法です。

白粉の起源

肌を白く見せるための白粉にまつわる最初の記載は、紀元前アッシリアで、軍人が白粉を刷いたという記録に始まるようです。
古代エジプトでは、肌を白く見せるために白粉をはいたのではないと言うのが有力的な説です。
ツタンカーメンの時代になっても、香油を塗ったつやつやした肌が尊ばれ、白よりも赤に肌の色を変える、肌を明るく見せることに重きがおかれていたと考えられています。

ヨーロッパでの肌を白く見せるための白粉の記載は、古代ギリシャ時代からです。
古代ローマ時代にも、白粉はつかわれていました。
上流階級は高価な鉛白を使った化粧をほどこし、安価なチョークの白粉は使わなかったようです。
その後、キリスト教の影響で、一時公然と化粧をすることができなくなり、顔に塗るという行為が廃れたとされていますが、中世くらいに、白粉の記載が再び見られるようになります。
貴婦人たちは、白粉や紅や羊の脂で顔を白く赤く化粧をしたと記録されています。
この時代には、脱毛用の練り粉があったと伝えられています。
その後、白粉の需要は、説教師やモラリストの渋い顔をよそ目にどんどん増え続けます。
「最近は絵画の制作がとんと少なくなった。なぜなら女性が白粉を使いすぎるので、絵画に使う顔料にも事欠くようになったためだ。」という記載が残されています。
マリーアントワネットの時代には、白さを強調する白粉が大流行します。
白い肌は特権階級のものであり、神聖さを出すためのものでもあり、天然痘などの跡形を隠すためのものであり、
または疲労した顔を他人に見せることは、はしたないことだという考えのもと、かなり厚塗りであったようです。

アジアでの白粉の記載は、中国、前漢時代に「女は顔、首、肩に白粉を刷いた」との記載が残されているそうです。
たいする日本では、白粉の記載はずっと後になります。

日本製の白粉が登場するのは、ずっと遅れた持統天皇六年、僧、観成が日本で初めての鉛白粉をつくり、褒美を得た記録が残っています。
平安時代には白肌を尊ぶ意識が高まり、その美的感覚は、幕末までつづきます。
公の席では男性も白粉をしようしていたようです。
庶民が白粉を手にするのは、江戸時代です。世界で初めて庶民向けの化粧品店が開かれたのは、なんと日本だったとか。
ですが、イザベラバードによると、日本人の化粧は、理解しがたい化粧方法だったようです。

庶民の手を経て、長い経験の歴史を経て、日本のメイク方法は、洗練されていきます。
今では世界からも注目の的です。時代も環境も変わります。
松下幸之助のお陰で、蛍光灯が一般家庭にも普及し、物を夜でもまじまじとみることができるようになりました。
それにつれて、私たちの生活も、暗い宮廷や御所の奥で、昼間も日の射さない室内や、ろうそくの光に照らされた室内にいて、白くみえればよい、という時代は終わりました。

日中は明るい日の光の元で、夜は明るい蛍光灯に照らされて、顔やアラを隠す扇子も付け黒子もなく、相手までの距離数十センチという至近距離の生活を送っています。
10年以上前なら、ファンデーションが、現代の扇子や付け黒子の働きをしていました。
ですが、ファンデーションは、どんなに高性能であっても、お肌のつや感を奪ってしまいます。
また、つけていることが見た目にすぐに分かり、隠したい地肌が透けて見えてしまいます。
お肌のつや感は光の反射で生まれます。
ラメをいれたりパールを入れたり細工をしても、素肌と同じ反射率にはなりません。

ノーファンデ女子という言葉が流行しています。
いかにファンデーションを塗らない、あるいは薄くして肌の質感をキレイにみせるか?という特集が雑誌には組まれています。
私たちは、ファンデーションにも頼らなくてよい時代に生きています。
白い肌が一番であるという認識も、今では変化しつつあります。
ファンデーションで、昔のように肌を隠さなくても治療ができるようになりました。
「テクスチャー」を気にするヨーロッパにならい、テクスチャーを最近は気にかける方が多くなっています。
美容はブームがあります。
白い肌はレーザーで手に入ります。
その事実が広く浸透したことは、私たちにとって、とてもうれしいことです。
白い肌を希望する方のもつ、肌の白さが、10年前と比べて、明らかにただ白いだけでない透明感をもつ白肌になってきています。
美肌レーザーの浸透年齢が、ここ10年でぐっと引き下がってきたためかと思います。
10年前の美肌レーザーは、おばさまになったらするものと言った感覚があり、おばさまの専有物でした。
若い方達にも、簡単に白い肌が手に入るようになったため、人の心は、テクスチャーに心が向きはじめたのかもしれません。
あるいは、世界が狭くなったため、表情を隠してしまう日本的コミュニケーションから、表情を大事にする海外的なコミュニケーションに変化するにあたり、塗りこむ化粧方法は不都合になったためかもしれません。

透明感

「膚如凝脂(はだぎょうしのごとし)」という一行が詩経に残っています。
詩経は、紀元前1千年紀の書籍とされていますので、中国では、周の時代には、白い肌に対する美意識が存在したことが伺えます。
日本でも白い肌は、美を表す表現に多く書き残されています。
白い肌に対する美意識は、大陸から伝わり、平安時代、貴族たちによって国風美の基礎が作り上げられたそうです。
源氏物語、紫式部日記からの引用です。

(紫の顔に対する描写)白く美しげに、透きたるやうに見ゆる
(式部のおもとの描写)色いと白くにほひて、顔ぞいとこまかによしばめる。

もともと、貴族は御簾に囲まれた生活をしていたので、日焼けはしなかったと思われますが、透明感の記載はここかしこに見受けられます。
少なくとも、これらより、平安時代には、透明感のある白い肌が好まれていたと推察できます。
現代から、いにしえの白肌をおもうとき、テレビや漫画にでてくるような、壁のように厚塗りした真っ白な顔を思い浮かべがちですが、むしろ透明感に重きが置かれていたのではないかと考えられています。
実際に、当時の白粉を再現してつけた実験にも、ぼってりとした今で言うマットな肌でなく、薄ぼんやりと白く見えるかな?と思えるような付き方だったと記載されています。

長い間、関西には御所がありました。
そのためか、庶民まで肌を大切に整える習慣が早くから始まっていたのだそうです。
情報の伝達が遅い時代には、県が違えばもう他国です。風習も何も、全く違ったことでしょう。
美はエレガンスに深く結びついているため、御所の近くにいれば、情報は早くに庶民に広まったものと思われます。
そのためか、現代においても、京都とネーミングのつく化粧品や化粧グッズは飛ぶように今でも売れるのだそうです。
反対に、「富士山の見える国に美人無し」と昔の人は言ったそうです。もちろん、現代ではそういうことはないと思いますが。
水の問題ではなさそうです。
富士山麓の水、信州の南アルプス天然水として売り出されています。
富士山の近くの県の紫外線照射量は、他府県に比べて多いことが知られています。

美しいと感じる顔

いにしえ学びをしてみると、美女の文献は世界に数多く残されています。

中国の楊貴妃は、
天性の美は自然と捨て置かれず、ある日選ばれて皇帝の側に上がった。
視線をめぐらせて微笑めば百の媚態が生まれる。これには後宮の美女の化粧顔も色あせて見えるほどだ。
春まだ寒いころ、華清池の温泉を賜った。温泉の水は滑らかに白い肌を洗う。
侍女が助け起こすとなよやかで力ない。こうして晴れて皇帝の寵愛を受けたのであった。
やわらかな髪、花のような顔、歩みにつれて金のかんざしが揺れる。芙蓉模様のとばりは暖かく、春の宵を過ごす。
髪は・・・
腰は・・・
顔は・・・
肌は・・・
と事細かに形容されています。

ヨーロッパでも同じように事細かに形容がされています。
13世紀のフランスの物語の中にも、
可憐な巻き毛の金髪の乙女。
青い目は笑みをたたえ、その顔立ちはみるも麗しい。
唇は真夏のバラやサクランボよりも鮮やかに赤く、歯は白く小さく、固い乳房は服の下に並んだ二つの丸い木の実を彷彿とさせる。
華奢な腰は、両の手を回せるほど細い。
その肌はこの美しい乙女が通りすがりに踏んだひな菊がひどく黒ずんで見えるほど白かった。
(オーカサンとニコレート)
とあり、想像も含まれた、かなり直接的な形容になっています。

対する、日本の美人の形容の記載を探してみると、
麗美しき嬢子、
その顔容麗美し、
その容姿甚麗し、
其の容姿端正
御かたちすぐれ給へる
眉のけざたかになりたるもうつくしくう清らなり

などと、美に対する、顔の造作、姿形に対する具体的な形容はみられません。
絵巻物にもその傾向は見て取れ、貴族の顔は、引目鉤鼻という一律の顔で表現されています。
この形式は、浮世絵にも同じ特徴を見いだすことができ、明治にまで引き継がれた様式だと思われます。

では逆に、形容を細かくする描写する場合をあげると、
源氏物語の末摘花の一説には、
うちつぎてあなかたと見ゆるものは御鼻なりけり、ふと目ぞとまる普賢菩薩の乗り物と覚ゆ、
あさましう高くのびらかに、先の方すこし垂りて、色づきたること殊の他にうたてあり

などと、色、形をきっちりと細かく分析し、かつ普賢菩薩さんが乗ってるみたいな
などどちょっとチクリとイケズな部分も取り混ぜて描写されています。
絵巻物でも、同じことが言えます。
容貌が醜と判断された人物や階級が下層の人物は、こと写実的に滑稽に描かれています。
これらより、美は一つのカテゴリーに分類されるのに対し、平均から外れた顔や体つきは、言葉でも絵でも、こと写実的に描写されていることがわかります。
つまり日本では、美は様式化し、醜は写実具体化する習性があるのではないかと分析されています。

日本特有のこの、美を細かに形容しない独特の表現方法は、現代にも言えそうです。
きれいな人を「きれいな人」「美人の奥様」「かわいい方」とはいうものの、どこか特徴が強い顔は、そこを論って表現しがちです。

では、美のカテゴリーに入るためには、ある程度の平均化したカテゴリーに入っていることが求められるのではないかと思います。
日本人は平均からはずれた特徴を個性とは認識しないと考えて良さそうです。
これが、形成外科を他国よりも、より早くに発展させた日本の特徴かもしれません。
これはイギリスにも共通する特徴で、あまり知られていませんが、イギリスは、実は形成外科の概念をつくり、形成外科を最も早く発展させた国です。

正面顔が一番大事にかんじるわけ

お教えいただいところによると、日本人は、少し斜めか、真っ正面の顔に関心が高く、横顔に対しての関心がかなり薄く、かつ感じ入るところが少ないのだそうです。
中高(なかだか)とは、顔の立体性を表す言葉で、ほどよく鼻が高い顔をさし、平安時代には美を表現する言葉として使われていたそうです。
中高の顔は、江戸時代に入ってからも、美の基準として浸透していたそうです。好色一代男にも、「口びるそって中高なるかおにて」という記述をみることができます。
この中高は、欧米人のような立体感ではなく、鼻筋が通った顔という意味で使われていたそうです。
その反対を示す言葉としては、「ぐるり高」、「中ひく」、「中びく」というそうですが、「ふらそこ」というのが現代にも通用する言葉のようです。
真砂屋お峰にも、三条西家のお姫様の顔の表現に、「色は白いが鼻の低い、江戸ならさしづめ”ふらそこ”というあだ名のつきそうな不器量もの」と記載されています。(例えばガラスの牛乳瓶の底のように、真ん中がへこんでいるという表現です。)
中高の顔は、現代にも通用する顔だと思われます。
ですが、こんなにも長い時代にわたり、中高がもてはやされたにもかかわらず、日本の絵画には、横顔を描いた絵はほとんど見あたらないそうです。
平安時代の絵巻物も浮世絵も、少し斜め前から見た絵がほとんどで、日本の絵画で、横顔を描いた絵画を検索すると、ほとんどが、鼻根が描かれていなかったり、目が顔のそとにあるかのように描かれていたり、輪郭は横でも、顔の造作は正面向きに描かれていたりと、不自然な絵画しか残っていないそうです。
考えてみると、日本人の正面顔から少し斜め顔を好む現象は、現代にも続きます。
選挙プランナーによると、横顔の選挙ポスターにはほとんど採用されないのだとのこと。
浮世絵のように少し斜め前からの顔か、真っ正面の顔に関心が持たれる傾向は、現代にも続いているようです。
長い美意識の歴史がそこにはあったようです。

効果のある治療をリーズナブルに

こちらも、美容皮膚科のモットーです。
すべてに低コスト化が進みつつあります。

車 部品をつくっている会社の社長さんのお話によると、「今までは、1000回負荷に耐えられる部品をつくるなら、1200回は負荷に耐えられる部品をオー ダーされていたのに、数年前は、1001回耐えられればいいとなった。それでも危ぶんでいたのに、今は900回負荷に耐えられる部品ならいいというオー ダーに変わってきている。
エンジンを以前は一番安い車に積んでいた物を今は二番目に安い車、二番目に安い車に乗せていたエンジンを3番目に安い車と、どんど ん下げて使うようにオーダーされるようになった。
日本製品が長持ちするというのは神話になってしまうかもしれませんね。」とのこと。家電や携帯電話にも同 じ事が言えるそうです。

新機種を期限付きで次々に発表しなければならないので、負荷をかける時間が少なくなったりと、低コスト=全てよしと言うわけには、いかないようです。
安さにひかれて、その分、効果は期待しないという治療は寂しいものです。
美容の品質は今まで通りに、大江橋クリニックの美容は価格以上の物をご提供しています。ご期待ください。

大江橋クリニックの レーザー治療 ”私は光で顔を洗う”

これは、約15年ほど前から、レーザーが美容治療に利用されはじめたばかりのときにお話ししていた言葉です。
時間がお肌を支配するという法則に抗うことは、王侯貴族でもかなわぬ夢でした。
その分、様々な化粧方法が編み出されます。
ですが、これからは、肌が時間を制する。これが今のレーザー治療です。
時間がもたらす肌への影響は、王侯貴族でも抗えなかったものです。
であれば、肌で時間を逆に支配してみませんか?と始めた治療です。
大江橋クリニックがオススメしているのが、美肌レーザー治療です。
様々な波長や出力のレーザーの光で、あなたのお肌をブラッシュアップしています。
若々しい肌に必要なのは、ハリ感とうるおいです。
大江橋クリニックは独自の技術と処方であなたのお肌の時間を巻き戻しています。
肌にうるおいが満たされるように。
ネットのユルミをなおし、立体的に構築した横顔とハリ感が戻るように。
シャワーの水がはじけるような、みずみずしいお肌つくり。
メイクに頼らない、本当の肌の美しさを引き立てるお手伝いをしています。

がんばらない美容治療を

やはり、美容の骨頂は、「何もしていないのに、私キレイなの。」という感じではないでしょうか?
キレイを頑張ると、どうしても焦燥感や悲壮感といったイヤなオーラをまとってしまいがちです。
人に「頑張れ」と言う言葉は、言われた側にプレッシャーを与えることもあるというのが理由で最近はあまり耳にしなくなった言葉です。
この、「頑張る」は多分仏教用語の「我を張る」が語源だと思います。仏教では、苦悩を生み出すことと成り、望ましくない状態を指すとされています。

美容はお小遣いでできる範囲で、気楽に、継続するものです。
おぎゃーと生まれ落ちたときから加齢は始まります。
それに抗うものですから長距離マラソンとおなじです。
大江橋クリニックでは、こうお話ししています。
カジノで賭けてもいいなと思える金額程度の美容を、コツコツ毎月続けてみてください。
その積み重ねはきっとあなたに変化をもたらします。と。

大江橋クリニックの レーザー治療 

大江橋クリニックでは、美肌レーザー治療として、

というコースを設定しています。

オリジナリティがないと、人よりキレイになれないという発想から、苦心して編み出した美容レーザーコースです。

白い夏物シャツは、ワンシーズン毎日着ると、黄ばんでヨレヨレのくたびれた感じになります。
お肌にも同じことが言えます。
おうちで洗うより、プロに任せること、定期的にクリーニングにだすこと。
衣服を上手に保つ方法です。
キレイなままを保つために。
大江橋クリニックで1月に1度お肌をクリーニングしてみませんか?
お肌デトックスと大江橋マジックは、以下の3つの治療を一度に行っています。

1、ケミカルピーリング

効果としては、皮膚の古い角質をピールすることにより、角質サイクルの乱れを戻し、皮膚の再生を促したり、ニキビ、シミ、シワなどの改善をしますが、 レーザーに勝る効果は今のところ認められていません。
大江橋クリニックでは、ピーリングはあくまでレーザー治療の前座だと考えています。
レーザーは角質でほとんど跳ね返されてしまいます。
上のような効果はあるものの、レーザーの効果を高めるためのもの、として位置づけています。

2、イオン導入

ビタミンCや、保湿成分を主に調合し、導入保湿成分も豊富なので、乾燥して荒れがちな肌のリセットケアにも最適です。
代謝を高める成分、ハリのある肌に導く成分、内側からふっくらさせる成分、美白有効成分を配合しています。
毛穴を引きしめる効果、余剰な皮脂分泌を抑制する効果、コラーゲンの合成をする効果、抗酸化作用(俗に言う活性酸素除去)、メラニンの合成を阻害する効果などがあるとされていますが、こちらも、レーザーの効果をより高めるもの、として位置づけています。

3、レーザー治療

お肌の改善を促す”本番”治療です。
まず、一番のマッサージなどでは得られない、お肌を栄養している毛細血管の血行の促進が持続することにあります。
顔全体の毛細血管を刺激して、しなやかなハリ感のある肌をつくります。
レーザー使用直後もその後数週間も、ワントーン明るい肌になれます。
毛穴の余分な皮脂(俗にいう老廃物)もオフし、余分なうぶ毛も飛ばしてしまうので、手触りはスベスベしたなめらかな肌になります。
肌表面を整え、乾燥による肌荒れやキメの乱れもケアできます。
仕上げに、ぼやけた印象を、すっきりデトックスするために、ひきしめレーザーを照射します。
お肌の内外からひきしめますので、無駄のないシャープな表情になります。
顔の筋肉、骨格、リンパ&血流を意識した"イタ気持ちいい"ほどのアプローチで、洗練されたシャープな顔立をつくります。

レーザー治療後は、保湿効果がいつもよりアップし、肌荒れの予防にもなります。
いつもの化粧水の浸透も高まるなど、いくつもの相乗効果を目指しています。
多角的にお肌をアプローチすることによって、お悩みの少ないお肌をめざしています。

こういったお悩みにも対応できます 顔や目の下をむくませないレーザー治療

顔がむくまない美容治療があるって知らない人が意外に多いのにご相談が多いのです。
顔をむくませる要因はリンパ液。
例えば、朝起きたら目の周りがむくむのは、寝ている間はまばたきをしないからです。
まばたきすると目の周りはリンパ液のポンプのような働きをしてくれるので、時間が経つとむくみが少なくなります。
お顔にも同じ事が言えます。
朝むくむのは、組織がむくみやすい状態のままケアされていないから。
「寝転んでも崩れない顔つくり」をしています。
「どんな風に寝転んでも崩れない顔」はあなたの武器の一つです。
起きぬけもキレイな顔のあなたでおすごしください。

レーザー治療は痛いの?

大江橋クリニックが使用している美肌レーザー治療は、肌の表面をキズつけるようなレーザーを使用していません。
美白、うぶ毛、メラニン、赤み、毛細血管、コラーゲンなどに作用するようにレーザー照射をしていますので、たとえば、色黒の人、クスミがある人、お肌が荒れている人などは、初回は、治療時に、ちょっとチクっとした感じを感じる方もあります。
ですが、うれしいことに、瞬間的にチクっとするだけで、後に残る痛みは全くありません。
ヤケドではないためです。
具体的に言うと、クーリングをしながらレーザーを照射しているので、冷たい風にまぎれていて、冷たい中に、ときどきチクっとすることがある。というのが、一番当てはまると思います。
大江橋クリニックの美肌レーザーは、痛みに配慮できるシステムを組んでいますので、ちょっとでもチクっとしにくいように。ということでしたら、ご相談ください。
クーリングをふやしたり、強弱を調節できるようになっています。
もし、どうしても痛い場合は、十分にクーリングしながら、ゆっくり照射してもらうと、痛みを感じにくくなります。
治療を重ねるごとに、キレイな肌になり、お肌も荒れなくなりますので、痛みなく美肌レーザー治療をお受けいただけます。
回数を重ねると、美肌レーザー治療中に眠ってしまう方がほとんどです。

炭酸ガスレーザー(俗に言うCO2レーザー)やフラクセルなどの肌表面に穴をあけるレーザー、これらの、皮膚の表面を傷つけるレーザーの類は、大江橋マジック、お肌クチュール、お肌デトックス、などの美肌レーザー治療に基本的に使っていません。

これらのレーザーは、ひりひり感が、処置方法によっては後で出やすくなります。
美肌レーザー治療コースの醍醐味(だいごみ)は、誰にもさとられずに、こっそり治療することにある。と考えています。
レーザー治療を受けると、何かしらキレイになっている。
コツコツつづけると、どんどんキレイになっていける。
もちろん、お出かけの前におつかいいただける、そんなコース設定です。

美肌レーザー治療の主眼は、お肌の奥の、コラーゲンがあるところ、メラニンがあるところ、血管があるところ、赤みがあるところなどをターゲットにし、そこの肌の奥深い部分にレーザーの波長を届かせて、皮膚表面はキズつけない治療です。
ですから、お化粧もしてご帰宅いただけます。