TOP NEWS (診療体制刷新特設)

【重要:完全予約制になりました】予約なしの診察はできません

予約管理は副院長がおこなっています。予約フォームから希望日・診療内容等を送信いただくと、数日程度でご連絡先メールアドレスに予約の可否とおよその診察開始時刻などをメールでお知らせします。

予約方法に関する注意事項確認のため、まず 大江橋クリニック[公式]皮膚科・アレルギー科 の該当ページを一通りお読みください。

フォームから送信しただけでは予約は取れていません。返信メールをお待ちください。
現在のところ、診察日直前のご予約は取りにくくなっておりますが、予約待ち日数はやや短くなってきています。

本サイトの 予約の取り方 のページにも予約フォームの説明があります。

診察後に次回診察を予約することもできます。こちらの方が確実です。
※  (現時点での対応)診察後に次回診察日時を印字してお渡ししています。

【重要:ハイビタミンセットの価格改定について 】new!

開院以来価格を据え置いてきた人気の美容内服セットですが、薬剤の入手が非常に困難となり、やむをえず10月より価格を改訂いたします。

税込8,800円で提供してきた内服セットは、一部をジェネリック(後発品)に変更の上11,000円といたします。
先発品ご希望の方には今のところ13,200円(税込)で従来と同等品(剤型は異なることがあります)を提供できます。
医薬品全般に入手が非常に困難になってきています。今後、1カ月あたりの処方数を限定させていただく可能性もあります。継続的な入手に向け最善を尽くしていますが、ご希望に添えない可能性もあります。ご容赦ください。

【重要:電話対応していません 】

原則として診察時間中は電話に出られません。診察予約は予約フォームをご利用ください。医療機関等からのご連絡はFAX等をご利用ください。

【重要:クレジットカードの取り扱いはありません 】

治療費のお支払いは現金のみとなります。詳細は下記をご覧ください。

クレジットカードの取り扱いを終了しました。自費診療に関しても現金でお支払いください。
自動精算機のご利用をお願いしています。5円硬貨、1円硬貨は使えません。
事前精算可能なものについては銀行振込をご利用いただくこともできます(振込先は必要に応じてご案内します)。

【重要:9月から診察時間が変わりました 】

平日12時〜19時までの診療となります。

平成4年9月1日から診察時間が月曜〜金曜の12時〜19時までとなりました。
最終予約時間は18時30分です。自費診療・特急券使用(予約料をお支払いいただいての診療)の場合、ご事情を考慮することがあります。

【重要:診察券を廃止しました 】

従来の診察券に替えて、QRコードを発行しチェックインと精算に使用します。

診察時に発行するQRコード(二次元バーコード)を診察券に替えて使用します。
携帯等に保存したQRコードの画像を利用してチェックインと精算を行なっていただきます。詳しい使い方は診察時にご説明します。

【サージカルマスク等の不織布性マスク着用の上ご来院ください。】

不織布製マスクを着用していない方はクリニック内に入れません。
(❌布マスク・❌ウレタンマスクは不可)

新型コロナウイルスのイメージ

ウレタンマスク、布マスク等はサージカルマスクに比べて飛沫防止効果が弱く感染防御目的には不向きです。ご来院の際には不織布マスク着用の確認、手指のアルコール消毒等をお願いしています。顔のご相談の場合も、指示があるまでマスクを外さないようご協力ください。

※ 適切なマスクをお持ちでない方は近くのコンビニ等で受診前にお買い求めください。

【新型コロナ用ワクチン、及びその他の予防接種について】new!

新型コロナ用ワクチン接種はオミクロン対応のファイザー社製に変更の上、10月下旬から日時限定で行います。当院に通院中の患者さん限定で予約方法をご案内しています。
インフルエンザワクチンについても同時期の予約開始を予定しています。一般の方(公費補助のない方)の接種料は昨年と同じく5,500円とさせていただく予定です。

外国語で対応可能な医療機関を探す medical information search

通訳付きの診療もお断りしています。
患者さんご本人と一対一の対面診療を日本語で行います。

説明時の誤解や行き違いを避けるため、説明は医師の母国語である日本語で患者さん本人に対して懇切丁寧に行います。外国語による診療は一切行っていません。
通訳の同伴も原則的にお断りしています。

* * *

大江橋クリニックの提供している医療は、命を救うために一刻を争う「救急医療」ではありません。患者さんの悩みに細やかに寄り添い、じっくりと方針を立てて臨む医療です。
医師は患者さんのガイドであり、チームメイトであり、一緒に病気と闘う戦友です。しっかりと意思疎通ができていないと、思わぬトラブルの原因になると考えています。

幸い日本には多くの医師がおり、それぞれ独自のコンセプトと技術を保持しています。外国語が堪能な医師もいますし、言葉に頼らない医療を提供する分野もあります。この人となら一緒に戦えるとお互いに思える、信頼のおける緊密な医師-患者関係を築ける組み合わせがきっと見つかるはずです。

大江橋クリニックでは、診療の過程で生じる細かな疑問もお互いに気後れなくぶつけあえる関係を築いてこそ、病気という共通の敵を倒せると考えています。外国語や外国人がダメと言っているのではありません。言葉が原因で生じる誤解を避けたいのです。
蛇足ながら、これは日本語を母国語とする日本人同士であっても容易でないことがあります。

外国人に対する差別(いわゆるヘイト)ではありません
本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律(平成28年法律第68号)」いわゆる「ヘイトスピーチ解消法」という法律があり、日本国外の出身者にその故を以て差別的な言動をおこなってはならないとされています。
大江橋クリニックは、外国人や外国出身者を排除する意図は全くありません。良好な診療環境を維持するためには良好なコミュニケーションが最も大切と考えており、相手の意図を誤解したり、診療に際して意思の疎通が図れないような医師-患者関係は、特に当クリニックの提供しているような繊細な医療においては危険だと考えているだけです。
出身国や地域とは関係ありません。医師と患者が同じ言語環境で意思疎通が行える事が大江橋クリニックの医療を提供する上で最も大切と考えているのです。残念ながら大江橋クリニックの医師は日本語以外の言語で高度な意思疎通ができるだけの外国語能力を持ちあわせていません。情報提供は日本語で行います。日本語でお話が通じない方は、国籍にかかわらずお断りしております。

大江橋クリニックってどんなところ?

大江橋クリニックのある大阪JAビルのエントランス
【保険診療機関・大阪市北区医師会所属・保険医協会加盟 】
/ おとなの患者さんのためのクリニック(医科診療所)です /
/ 主に皮膚・体表面全般のトラブルを専門的に扱います /

形成外科皮膚科アレルギー科の保険診療と美容外科美容皮膚科の自費診療を行なっています。
「見た目」に関わるご相談(顔などのできもの、目や耳の変形、シミ・くすみなど肌の色の変化、傷跡の修正など)は原則的に自費診療(美容診察)でお願いしています。(自費初診料は税込5,500円です。)
皮膚領域のアレルギー診療に専門的な知識を持ち、耳介軟骨の形成手術・眼瞼下垂症等の眼瞼形成手術・レーザー治療などの高度な技術に定評があります。形成外科医・皮膚科医の2名の医師が協力して良質な医療を提供しています。
入院設備はなく全身麻酔を必要とする手術や救急対応はできません。複雑な症状に関してはさまざまな分野の協力医療機関にご紹介するポータル機能もあります。

他院紹介については こちらを参照してください。

待ち時間解消のため完全予約制に移行しました。予約フォームをご利用いただき混雑緩和にご協力ください。
美容診療の方も含め、身元確認のため毎回必ず保険証をお持ち下さい。(再診の方はQRコード表示の準備を/まだ発行されていない方は診察券もお忘れなく。)

原則的に15歳未満の患者さんの初診は受け付けていません。お子様はまず小児科受診をご検討ください。
子供の皮膚炎やアレルギーの治療は小児科主導で行う方が良いと考えていること、院内処方のため小児用のお薬の準備が難しいこと、局所麻酔で行う繊細な手術や美容手術などは中学生以下では難しいことなどの理由です。ご理解ください。


大江橋クリニックの得意なこと

大江橋クリニックで行なっている瞼の治療について簡単に紹介します。
詳しくはそれぞれの関連ページをご覧ください。

瞼の手術で印象が改善するイメージ

重瞼手術の一例です。皮膚切除と眼窩脂肪の減量をおこなっています。手術の際眼瞼挙筋を瞼板に固定して少し目の開きを大きくしています。眼瞼下垂に見えますが挙筋機能には特に異常は見られず眼瞼下垂症とは診断しませんでした。

眼瞼下垂症の診断、手術を専門的に行っています

大江橋クリニックで行っているまぶたの手術の中で最も多いのが眼瞼下垂症手術です。眼瞼下垂症手術については別に特集ページを設けたので、詳しく知りたい方はそちらも参照してください。

眼瞼下垂の特集ページへ(編集中)

大江橋クリニックでは開院以来、眼瞼下垂症の治療を専門的に行なっています。治療をご希望の方はまずは予約フォームから診察予約を取ってください。
診察は自費(税込5,500円)です。
眼瞼下垂症を疑う場合だけでなく、瞼の治療を行う場合、症状や原因について事前に十分な検討を行い、なるべく正確な診断をつけてから手術を行うように努力しています。
診察の結果眼瞼下垂症でなかった場合も、患者さんの症状ができるだけ改善するような手術法を提案したり、手術以外の治療が必要な場合には他の医療機関を紹介したりしています。

眼科系の先生に多い、単に目が開けばいいでしょうといった美容的に不十分な手術や、逆に美容外科系の先生に見られる、診断が不十分なまま定型的な眼瞼下垂症手術を行い結果的に瞼の症状が改善しないというケースは、結局は修正手術が必要となり患者さんの負担が増します。
もちろん大江橋クリニックで手術を行なったからといって全例百点満点の結果で再手術が皆無というわけではありませんが、万一十分な結果が出なかった場合もその原因を慎重にさぐり、再手術が必要な場合も術式を工夫して、多くの場合再手術してよかったといっていただける結果を出しています。

眼瞼下垂症手術の一例:ポイントは目を開けすぎないことでした

左は先天性眼瞼下垂症、右は後天性の眼瞼下垂症です。左右別々に手術しています。眼瞼下垂症状が改善したことがわかりやすいように正面視だけでなく上方視・下方視の写真も紹介しています。
右側だけならもっとぱっちりさせることが可能ですが、左側は先天性で筋肉の動きが悪いため、下方視で瞼が十分下がらないことがわかります。これ以上瞼を上げると左目が閉じなくなります。不自然な左右差をなくすためにまず左側を目が閉じる程度に改善し、正面視の開き具合はあえて少なめにしています。筋肉の動きの良い右側は後で左に揃えるように手術しています。
詳しくは眼瞼下垂特集ページの解説をご覧ください。
眼瞼下垂症にはさまざまな原因や症状があり、手術によるリスクや改善度は人それぞれです。手術法も一様ではありません。まずは正確な診断をつけることが最も大切です。

他院の修正手術は紹介状をお持ちいただいています

※ 他院術後の修整手術については、可能な限り執刀医からの紹介状(診療情報提供書)をお持ちいただいています。
お持ちいただけない場合、事情にもよりますが基本的に自費美容手術の扱いになります。
紹介状があれば保険の手術になるという意味ではありません。前の手術で眼瞼下垂症状が改善しているのか、形が気に入らないだけでなく機能的な問題があるのかなど残っている症状によります。)

重瞼手術(二重まぶた)について

大江橋クリニックでは、実は単純な二重まぶたの手術(皮膚を切除せずに二重にするだけの手術)はあまり積極的にやっていません。(数が少ないという意味ではない😊)
また、多くの美容外科で患者さんの多数を占めるらしい「埋没法(糸をかけて二重を作る手術、高須クリニックで言う「プチ整形」)は、年間に数人程度しか行っていません。
一重瞼の人の瞼がひとえなのは、瞼の構造的になるべくして一重になっているので、単純に数カ所糸をかけたり、二重のラインに沿って切開して傷をつけたりするだけで綺麗な二重瞼になる場合は少ないと思っています。 埋没法はお手軽なお試し手術のようなものだと考えており、するならばシンプルなやり方がベストだと思うので、最近流行っている「複雑に糸をかけて取れにくくする」埋没法の手術はそもそも埋没法の良さと矛盾するような気もします。

切開法で重瞼手術を行う場合、ほとんどの方にまぶたのたるみがあり、数ミリの皮膚を切除しています。2〜3ミリの切除で済む比較的若い方の場合は、皮膚切除しても「重瞼切開法」の料金範囲内にしていますが、皮膚を6〜7ミリ以上切除して眼輪筋や脂肪も切り取らないと改善しない場合は初めから「たるみ取り手術」として少し高めの料金設定にしています。

たるみや脂肪をとると眼瞼挙筋の付着部の構造が変化して緩む事があり、そういう場合は眼瞼挙筋腱膜の瞼板への固定を(特段の説明をせずに、いわば勝手に)やって目の開きを調整しています。一部の美容外科ではこうした簡易な腱膜固定を「眼瞼下垂」の手術と称して高い料金を請求しているそうですが、大江橋クリニックでは重瞼手術、たるみ取り手術の一環として、腱膜固定は元々の料金内で行っています。

その他の瞼の治療の解説ページはこちらです。

瞼の治療の解説ページへ(編集中)

(PC)まぶたの手術(保険)のページへ

(PC)まぶたの手術(美容)のページへ

上まぶたのたるみを切除する

下眼瞼のたるみ手術のページへ

まぶたのできものや黒子を、目の形を考慮して切除する

眼瞼下垂だけでなく、切除すると大きな欠損が生じる眼瞼黄色腫、まぶたの縁にかかるほくろなど切除後に再建を必要とする腫瘍切除や、他院の手術後に瞼が閉じなくなったり左右非対称になったりした瞼の傷跡の修正などを行ったり、通常の美容外科ではなかなか対応できない高難度な手術も行います。その場で見た目を出来るだけ良くすることも大事ですが、患者さんの5年後、10年後を想像して、再発や加齢による変形が予想される場合、その時困らないように今切り札を使ってしまわず温存する必要も出てきます。

眼瞼黄色腫はレーザーではきれいに取れません

眼瞼黄色腫という、まぶたの上や下に出てくる黄白色の板状の腫瘍があります。脂質異常症だけでなく、最近では心筋梗塞などの循環器疾患との関係も注目されています。
この出来物は初期のうちは平らに見えるため表面からレーザーで削ろうとする医師がいます。しかし腫瘍の本体は皮下で大きく広がっており、切除してみると大きな欠損が残りますので、レーザーで焼くのはよほど小さなものでないと無理です。本来は全摘出ですが、大きくて取りきれないこともあります。

切除した後の欠損は、大抵の場合そのまま縫うと目の形(特に重瞼ライン)が変わり、皮弁術や全層植皮術で再建しないときれいに治りません。大江橋クリニックではこうしたできものの切除も行っています。

眼瞼黄色腫摘出の一例。一段目:黄色腫が広範囲に皮下深くまで浸潤しているため全摘出できず見た目の改善を優先した。右は術後2ヶ月目の傷の状態
二段目:上の7年後、再発したため再手術した。右は術後2週間目なのでまだ傷跡が目立つ。
眼瞼下垂が進行してきているが、今のところ手術希望がない。皮膚のたるみをもう少し取ると若々しい感じになるが、皮膚が足りなくなって更なる再発の際に対応できない可能性があるため残している。

眼瞼黄色腫摘出の別の一例。一段目:黄色腫は一見小さく見えるが、右に示すように切り取ってみると深い欠損が残り、そのままでは縫えない(単純に縫うと瞼の形が変わってしまう)。
二段目:瞼の皮膚全体を内側にずらすように皮弁を作ると、瞼の形を損わずに欠損部が塞げる。
右:術後1ヶ月でまだ傷は赤いが、自然な開瞼状態で特に不都合はない。

※ 上段左は術前仰臥位(仰向けに寝た状態)のため眉の挙上や下瞼のたるみが目立たない。下段右は座位のため眼瞼下垂による眉の挙上と下眼瞼のたるみが顕在化している。これらについては治療希望がないため手術していない。

まぶたの傷跡をきれいに治す

まぶたの外傷の縫合やできものの切除を受けて、傷跡が残ったり見た目の左右差がはっきりしてしまった場合などの症例は、いずれこの下に追加していく予定です。

フロントグラスによる多発外傷の瘢痕の一例。救急で縫合され、傷が塞がったので治療終了となったが、皮下に細かいガラス片が多数残っていた。本人の希望で鼻や頬、額の傷は特に治療せず自然経過に任せ、眉と瞼の傷のみ、皮下に残ったガラスを取り除き再縫合して整えている。左目の腫れは、眉の下に大きなガラス片が残り開瞼を邪魔していた。再建した重瞼は時間が経てば右に揃ってくる。眼窩骨折による左頬部の陥凹変形は治療していない。

手術によらない治療が大切な場合もあります

瞼の手術を行うにあたっては、術後の腫れを早く引かせ傷跡を目立たなくすること、最終的に左右差の少ない自然なおとなしい目になるようにデザインすることを心がけています。
しかし、単に定型的な手術をするだけでは治せない、複雑な背景のある患者さんもいます。患者さんに合わせた治療法を選択することも大切です。

23歳頃から約10年間経過を見た患者さん.。左上:初診時 右上:7年後 下:10年目
15歳頃から当クリニック初診までに5回埋没による重瞼手術や抜糸術を受けたが結局綺麗な重瞼ラインができず、術後もアイプチで二重を作っていたそうです。大江橋クリニックには形ではなく瞼の違和感をなんとかしたいと相談に来られました。埋没法の手術を受けた後、瞼の違和感が取れず、糸を抜いてもらったが二重が取れただけで違和感は改善しなかったそうです。瞼の中に残った傷跡の癒着と、不十分な説明による不信感などが根底にありそうでした。通っていただきながら患者さんの違和感の原因を探り、初診1年後とその3年後に合計2回、重瞼手術を兼ねて瞼の中に残った傷痕の修正手術をしました。それ以外は瞼の手術をしていません。
通院回数は10年間で合計54回。診察時間は短時間のこともありましたが多くは1時間から1時間半くらいでした。違和感の原因を考え、治療の糸口を見つけるのに1年かかり、これでいいという治療の方向性を確立するまで8年かかりました。初診約8年後から徐々に違和感は改善に向かい、10年後に治療を終了しました。

こうした単に手術して終わりというわけにいかない患者さんも、大江橋クリニックではなんとか改善に向かえるよう援助しています。精神的な悩みを抱える患者さんの中には、手術を繰り返すことで悪化が予想される方もいますし、全く違う治療法(内服薬やレーザー、あるいは注射やカウンセリング)が有効な場合もあります。大江橋クリニックでは、手術は治療の一部に過ぎないと考えています。

大江橋クリニックは、生まれつきや外傷後の耳の奇形・変形、耳のできものなどを治して、耳の形をきれいにする手術を得意としています。

以下、このページでは、大江橋クリニックで行っている耳(外耳・耳介)の手術治療について概略を説明しています。(それでもかなり詳しいです😅)
より詳しい説明や、手術以外の耳の治療については下の「特集ページ」を参照してください。このページにない情報も含め、詳しく🤓書いてあります。

耳の悩みと治療 特集ページへ

大江橋クリニックで行った耳介形成手術の例

左から スタール耳、耳介偽嚢腫、耳介ケロイドの手術例。他にもたくさんの手術を行っています。症例写真はあまり多く出していませんが、徐々に追加していきます。手術に伴うリスクや治療の詳細については該当の項目をご覧ください。
※ お決まり:写真は一例です。個人差があり、同様の仕上がりを保証するものではありません。

大江橋クリニックではこのほかにもいわゆる柔道耳やピアスの耳切れ、外傷による変形や、立ち耳、折れ耳、耳輪埋没症などの先天的なもの、耳のできものや副耳、美容的に耳の形を変える手術(耳たぶを大きくする、耳全体を小さくする)なども行っています。以下のリンク先の「耳介形成手術の基礎」のページは、この様な手術に関心のある医師の皆さんにも参考になるように、技術的なお話や術中写真も掲載しています。一般の方にはショッキングな写真もあるかもしれません。閲覧する際には注意してください。

耳介形成手術の治療費について

耳介形成手術の基礎(製作中)

耳の形を変える手術をかなり専門的に行なっています。立ち耳の形成手術などは厚生労働省の見解(単に聳立した耳介を後方に倒す手術は、もっぱら美容を目的とする治療であって、健康保険の対象とはならない)に従い主に自費で行うことにしています。その他の先天性変形の中には症状により保険の効く場合もあります。単なる耳介形成手術(耳介軟骨形成を伴うものと、伴わないものに分かれます)にとどまらず、必要に応じて全層植皮術(自己皮膚移植術)や軟骨移植術(骨移植術のうち自家骨移植術に準ずるもの)なども適宜併用して、出来るだけ自然で左右対称な耳に近づけるように仕上げます。

耳介軟骨の特別な性質を詳しく知る

※ 術中写真等血液の写り込んでいる写真も掲載しています。ご覧になる場合はご注意ください。

耳介軟骨は弾性軟骨といって肋軟骨や関節軟骨、鼻の軟骨などとは違う特殊な性質があり、この性質を持つ軟骨は他には耳の奥の耳管と喉の奥にある喉頭蓋軟骨だけです。 柔らかくて弾力があり、元の形に戻ろうとする性質が非常に強いため力で曲げても後戻りしやすく、戻らないように曲げるには、この性質に対する知識と「コツ」が必要です。
上記のページでは、耳の軟骨を綺麗に曲げるためにどのような工夫をしているか、基礎から分かりやすく解説しています。患者さんのみならず、同じ手術を行っている医師の皆さんにも目を通していただき、できれば忌憚ないご意見を頂戴したいと思っています。

ピアスに関連する様々なトラブルも扱います(調整中)

ピアストラブル(かぶれや痛みなど)、ピアスの穴ふさぎ、ピアスによる耳切れの修正手術なども扱います。(手術は自費になります。)
ピアスホールにできてしまったできもの(多くはケロイド 上図右)や耳の前後にできる腫れたできものの切除などもしています。

ピアス穴を開ける(調整中)

ピアスを開ける際の位置ぎめのご相談などもしています。耳は左右対称でないことも多く、他人から見たときに綺麗に見える位置は自分で鏡を見た時とは違っていることもあります。

PC版サイトになりますが、チャームアップピアッシングのページを合わせてご覧ください。

先天的な穴(先天性耳瘻管)をふさいだり副耳の切除は大人であれば対応できます。
耳介血腫や偽嚢腫は、比較的早期に手術するとほぼ完全に元どおりになります(上図中央)。高度に変形した柔道耳はケロイド体質やアレルギー・アトピーなど体質的な原因がある場合も多く、一度できれいに治すのが難しい手術です。症状によっては健康保険で行える場合もあり、保険適応可能であれば費用はそれほど高額になりません(6〜12万円程度/片側)。その他の特殊な変形(スタール耳など 上図左)の形成手術もできるだけ健康保険の範囲で行なっています。

最近は保険者の審査が厳格になり、手術の一部が保険適用を認められないケースが出てきました。特に軟骨移植や皮弁術を併用した場合、その必要性をコメントしても支払いを拒否される場合があります。今後は自費手術に変更を余儀なくされるようになると思われます。

立ち耳や耳たぶの形成など 一部の美容外科でも行なっている難易度の比較的低い(言い換えると簡単な)自費手術だけでなく、大学病院などでもあまり対応してくれない複雑な折れ耳、埋没耳、スタール耳などの先天的な形の異常やその複合、柔道耳(花キャベツ状耳)などの外傷による高度な変形、他院術後の変形の修正など、普通の美容外科では対応できない手術も行います。

大江橋クリニックは入院設備がないため、肋軟骨移植を必要とする定型的な小耳症手術や中学生以下の子供の手術は行えません。入院を必要とする手術は信頼の置ける大学病院等をご紹介しています。大江橋クリニックでは局所麻酔で行える外来手術のみを行なっています。

耳介血腫で血を抜く処置を繰り返していて感染を起こし、軟骨炎で軟骨が溶けてしまい垂れた耳介を、残った軟骨の位置をずらして移植することにより立ち上げた手術の一例。術後日が浅いため赤みがあります。耳の手術の赤みは3ヶ月くらいのこります。

耳介形成手術のページへ

※ 術中写真等血液の写り込んでいる写真も掲載しています。ご覧になる場合はご注意ください。

美容的な手術は自費です。耳たぶを大きく・小さくするだけでなく、ピアスで裂けた耳たぶの修復や拡張したピアス穴を塞ぐ手術も自費になります。

生まれつき小さな耳たぶを、少しだけ大きくした一例。頬への移行部が下に引きずられたようになっているのも丸く修正している。他院では耳たぶへの脂肪移植やヒアルロン酸の注入、シリコンプロテーゼの移植等を勧められたが、耳たぶに異物を入れると感染の可能性からピアスができなくなると言われたため、大江橋クリニックでの手術を希望して受診した。皮弁術を行なって耳の後ろの皮膚を前にずらす方法で大きくした。皮膚をずらすことで塞がったピアス穴は後で同じ場所に開け直した。

大学病院の手術が最善とは限りません。耳の症例が少ないため研修医への指導を兼ねた実験的な治療となる施設もあります。また大手美容外科などでも、耳の経験の少ない医師により軟骨の粗雑な切開を受けてかえって不自然な変形を起こしてしまうことがあります。一旦不自然に折り曲げられた軟骨は、出来るだけ元の形に戻して平に縫合してから曲げ直しますが、左右非対称に一部を切り取られていたりすると、なかなか自然なカーブを再現することが困難になります。

様々な変形があり、かつては耳介形成で著名であった関西の某有名大学病院(もっとはっきり言ってしまえば当クリニック院長の出身校である京都大学形成外科)で、子供の時に耳垂裂の手術だけを受けたが、あまりきれいな結果にならず残りの異常も治らなかった。大江橋クリニックでは軟骨を曲げ直したり位置をずらしたりして、複数回の手術で少しずつ修正した。(中央は耳たぶ、耳甲介、耳輪脚、耳輪のカーブなどを数回にわたり微調整した後の、細かい調整を行う最終手術の際の術前デザイン。耳介上部の軟骨が薄く、特に耳輪の立ち上がり部分(点線)がマスクをかけると折れ曲がって痛いため、付け根の軟骨を一旦切り離し、上にずらして移植し、2枚重ねにして補強しました。見た目ではなく機能的な改善を目指した手術となり、健康保険対応としました。)

耳のケロイドなど色々な耳介腫瘍を切除したり、他院の美容手術後の変形を修正したりもしています。軟骨移植が必要であったり皮膚移植が必要な耳介形成手術など高難度な手術も行います。

立ち耳の手術(自費)のページへ

立ち耳の手術は自費になります。これは大江橋クリニックの方針というわけではなく、厚生労働省の見解(単なるたち耳の矯正手術は美容手術であり健康保険の適応外)に従ったものです。立ち耳修正では、耳介上部の軟骨に裏から切開を入れ折り曲げて後ろに寝かせる方法が主流ですが、耳介の形は人により、また左右により違うため、左右それぞれの耳を別々の方向から見たときより自然に見えるよう努力しています。標準的な手術法では対耳輪の微妙なカーブを繊細に表現できないため、少々手間はかかるものの後戻りの少ない方法を工夫しています。

様々なクリニックで行われている立ち耳の手術の術後結果の例。一般的な医療水準を理解してもらう目的なので、他院を貶める意図は無く引用元は明示しません。いずれも「軟骨を折って裏から縫合する」術式と想像されますが、そのため対耳輪が細く折れて鋭く直線的になってしまっています。

一方、下に示したのは右から、耳を失った人が装着する偽耳(エピテーゼ)の例、ピアス展示用に作られた耳のマネキンの例、ネット上に挙げられている正常と思われる耳の写真の一例、大江橋クリニックで行った立ち耳手術の術後写真です。いずれも対耳輪がある程度太く柔らかい曲面でできていることがわかります。

耳の形に正解はなく、人によって形は様々ですが、耳介軟骨は一般にごく一部(対耳輪第1脚が耳輪の中に隠れていく部分など)を除いて鋭く折れたところがなくなだらかな曲面で構成されています。この柔らかなカーブを保つために大江橋クリニックでは様々な工夫をしています。

片側の立ち耳。対耳輪の縦方向の曲がりが少ないだけでなく、耳の中央あたりが不自然に凹み、左側の正常な耳とはずいぶん形が異なっています。一般的に美容外科や形成外科で行われているような、耳の上方を後ろに折り曲げるだけの手術では改善できません。軟骨を自然に曲げるため一旦前面の皮膚を取り除いて軟骨に細かく浅い筋を入れて行きます。手術時間は片耳で1時間半〜2時間くらいかかります。こうした手術は自費になります。

健康保険の適用できる症状があるものは保険で、美容的なものは自費で手術しています。耳たぶの手術はあまり痛みは生じませんが、耳介軟骨を扱うものでは術後数日の痛みは避けられず、痛み止めの内服が必要です。腫れや赤みも場合により術後2〜3ヶ月続くこともあります。しかし最終的に左右差の少ない自然な耳になるように切開線や細部の丸みなどにも気を配っています。

耳介形成手術(自費)の料金表へ

レーザー2機種を新しく製造されたものと入れ替えました。半導体不足で各社とも製造・輸入が滞る中、懸命な努力で高機能の機体を完成させた澁谷工業さんに感謝します。正確でぶれのない照射ができ、治療成績がさらに向上しました。

美容レーザーコース、レーザー脱毛、あざやしみ・イボやホクロの除去などいろいろなレーザー治療を行っています。

レーザーのお話(レーザーという特殊な光について知る)

大江橋クリニックのレーザー治療は歴史があります。治療に際しては必ず医師が照射し、他のスタッフに照射を任せたり指示したりすることはありません。レーザー治療は奥が深いのです。治療にあたる医師の技量が結果を左右します。上記のページをぜひお読みください。

大江橋クリニックのレーザー治療について

レーザーは単独よりも組み合わせた方が効果が上がる

レーザー光を肌を若返らせ肌の色を白くするために美容のツールとして使う。この素晴らしいアイディアが日本で形になったのが25年ほど前。当時大城クリニックの院長・大城俊夫先生が考え出したラ・ジュネッセという美容レーザー照射法(1997〜)は、現在も進化しながら受け継がれているようですが、当時は秘密の部分が多く他の美容外科からの偵察などもあり、費用も高価でした(1回の治療費が150万円ほどでした。)そのころはまだレーザーの専門家を自称する大学病院の医師などが「色素沈着にレーザーを当ててはいけない」と一般向けの本に堂々と書くような時代でした。
大江橋クリニックの院長はその当時大城クリニック(あざのレーザー治療を日本で最初に開始した医療機関です)とその分院として開院した美容専門の銀座四丁目大城クリニックに勤務し、大城先生の美容レーザー照射法をつぶさに見る機会を得、退職後も自分なりの美容レーザーの方法を模索してきました。それから10年ほどの間に、「美容レーザー」という考え方は全国に広まりました。有名なキャッチコピー「私は光で顔を洗う」などを覚えている方もいらっしゃるでしょう。その中から複数のレーザーを同時に照射して様々な効果を同時に得られる複合レーザー治療という考え方が生まれました。

当時はケミカルピーリングとレーザーを同日に行うと危険だと考えられていた時代でした。大江橋クリニックでは開業直後から何種類ものレーザー照射とイオン導入とケミカルピーリングを同じ日に一度に行う治療法を開発し、開業1周年にはコストパフォーマンスの良いセットメニュー、お肌デトックスと名付けて複合美容レーザー治療を始めました。おそらく日本で初めてのことだったのではないかと思います。「最新」を危険視する大江橋クリニックですが、この治療に関しては自信がありました。それぞれの治療のいいとこ取りをして一度に効果を出す、そのコンセプトは間違っていないはずでした。その後数年経ってこの治療法は全国の様々な医師に広まり、「日本初の複合レーザー治療」を自称するクリニックが東京などに次々と生まれました。今では全国どこの美容外科でも美容レーザー治療の標準と言って良いものになっています。

大江橋マジックやその縮小版お肌デトックスといった複合美容レーザー治療は開院以来10年以上継続して通っておられる方もいて、好評をいただいています。
ケミカルピーリングとイオン導入をレーザー照射の前後に行う、満足感も効果も高い美容コースです。

※ お肌デトックスは、継続的に通っていただいている患者さんに感謝を込めて赤字覚悟で提供しているサービスメニューという位置付けのため、新たなお引き受けが困難となり、新規受付を制限させていただいています。ご了承ください。大江橋マジックは引き続き新規の患者さんにもご予約いただけます。

レーザーリミックスはレーザー照射だけを行う美容治療の基本的治療で、数種類のレーザーをフルフェイスに続けて一度に照射することで、お肌のトラブルを総合的に解消する方法です。
大江橋クリニックでできることは全部一度にやる!といったコンセプトの「お肌クチュール」というコースも用意しています。

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お肌クチュールの説明はまだ未完成です

いずれの治療コースも複数の波長、パルス幅、エネルギーをお肌の状態に合わせてその場で組み合わせ、肌の緩みやくすみ、吹き出物や皮脂のテカリなどの不調を人知れず改善していく方法です。

メディカルエステと組み合わせた複合レーザー治療は2007年から本格的に行っており、上でも述べたようにおそらく日本で最初に始めたのではないかと思っていますが、特に宣伝もせず特許や商標登録もしなかったため、その後数年間で「日本初の複合治療」を謳うクリニックが赤坂、六本木、銀座などにいくつも出現しました。その多くは今は存在しません。治療法の巧拙と経営方針と、どちらが間違っていたのでしょうか。大江橋クリニックではレーザーの原理と仕組みを患者さんにもわかりやすく説明して十分理解して頂き、リーズナブルなコストできちんと効果のある治療を目指しています。

レーザー脱毛の理論はちゃんと理解できていますか

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レーザー脱毛やいわゆる若返りレーザーなどは1997年に日本国内で治療が開始された直後から取り組んでいます。おそらく大江橋クリニックの院長は、実際にハンドピースを握って脱毛治療に当たってきた、最も経験年数が長い医師の一人だと思います。(詳しくは上記、レーザー脱毛の説明ページを参照してください。)

多くの施設ではレーザー脱毛の照射を看護師等に行わせています。医師以外のものがハンドピースを操作して照射することが必ずしも直ちに違法とは言えませんが、レーザー照射技術は医療行為とみなされ、かつては「手術」の項目に分類されていました。医師が行うべき「手術」の項目に置かれたということは、精密な医学知識に裏付けられた正確な技術が必要であることを意味します。眼科・耳鼻科・歯科等で行われるレーザー手術は当然医師が執刀します。脱毛だから非熟練者が行なっても安全だとは言えません。
大江橋クリニックでは、開業以来脱毛治療も含めてレーザー照射は医師のみが行うことにしています。照射に伴って起こりうるトラブルを最小にし、効果を最大にあげるため、様々な工夫を行なっています。

痛くない蓄熱式脱毛の説明は信用して良いか

痛くないレーザー脱毛が流行していますが、「弱い出力のレーザーを複数回連続して照射することで毛包幹細胞の温度を上げ、死滅させることができる」というその理論そのものの当否は別として、どのサイトを見ても全く同じ文章が使いまわされており、中でも皮膚温が40度までしか上がらないから痛くないという説明は全く説得力がないように感じます。それならドライヤーを当てても熱いお風呂に入っても脱毛が起こるはずですが、もちろんそんなことはあり得ません。(最近いくつかのサイトを見たら、かつてのこうした説明は姿を消し、低いエネルギーで冷却がしっかりしているから、という説明に変わっており、温度の記述も65度 -火傷はしないがかなり熱いはず- になっていました。)
毛包幹細胞に的確にダメージを与えるには、もっとずっと高い温度が必要な筈ですが、上記の説明はそのことを全く述べずにいわば嘘をついています。なぜそんな嘘が、どのサイトを見ても同じように書かれているのか、書いている人が医師ではなく、理論を正確に理解していないことを示していると思います。嘘をついても集客できれば良いと考えているのでしょう。

この他にも、高出力レーザーとの違いを強調するあまり、嘘とまでは言えなくとも不確かな推測がかなり混じっていると感じます。効果がないとは言いませんが、おそらく効果が弱いであろうことをいろいろな言葉で飾り立てて誤魔化しているように見えます。(もちろん痛くないなら回数がかかっても良いという人もいるでしょうから、ニーズはあるでしょうが、同等の効果を謳うのはどうでしょうか。)

大江橋クリニックのレーザー脱毛は、はっきり言って痛いです。それはなぜか、についてはおいでになった方にわかる言葉で詳しく説明します。

最近になってパルス幅可変脱毛機なるものが宣伝されています

少ない回数で効率よく太い毛を減らすには、エネルギーの強さだけでなくパルス幅や冷却力がその場で変更できなくてはならないと、脱毛を始めた当初から考えてきました。大江橋クリニックでは当初からその考え方に立って脱毛を行っています。
パルス幅やスポットサイズが一定の機器では脱毛できる毛の太さが限定されますし、皮膚温を上げないようにして火傷を防ぎながら深いところにエネルギーを集中させるには、フルエンス(照射エネルギーの強さ)と冷却温度のバランスが大切です。

パルス幅可変脱毛レーザー、という言葉が今頃出てきたのには理由があり、脱毛レーザーの大手であるシネロンキャンデラ社の従来機種がパルス幅固定だったものが、新型では変えられるようになったため宣伝をしているのだと思われます。他のメーカーの脱毛機はそのほとんどがもともとパルス幅可変であったので、何を今更なのですが。

アンダーソン博士が提唱した熱緩和理論は、1ショットのパルス幅(照射時間)と熱破壊できる毛根の直径とに一定の関係があることを示しており、太い毛ほどパルス幅を大きくしないと効果がないことは当初から知られていましたが、技術的問題と特許によりメーカーによって出力できるパルス幅に限界がありました。またレーザー光の波長により皮膚への吸収性と深達度が変わるのでそれを補うためにハンドピースの直径や冷却の強さを工夫する必要がありました。こうした理論を、施術にあたっている看護師や(違法なことを承知で行っている)エステティシャンはどの程度学ぶのでしょうか。抜けなくなったら(反応が弱くなったら)出力を上げる、程度の半端な知識で照射をおこなっていないでしょうか。

髭脱毛にはそれなりの難しさがあります

男性ヒゲのレーザー脱毛へ

男性ヒゲ脱毛の一例

男性におけるヒゲ脱毛では、女性のように残りなく脱毛する必要はなく、むしろあまりやりすぎると中性的になり性的魅力の減少にもつながりかねず注意が必要です。髭の剃りやすさ、剃ることによる肌荒れを防ぐ、と言った要素が重要視され、時には将来髭を生やして楽しむ余地も残しておくことが要求されます。頬髭はいらないが口髭や顎髭は必要、ここはいらないがここは残しておく、密度や太さが減るだけで良い、と言った配慮がないと場合によって困る場合もあります。(中東での生活や嗜好の変化など)
治療を中断した場合に、不自然でなく左右対称に毛が残ることも大切な要素です。こうしたことも考えながら治療するにはある程度の経験が必要だと考えています。

あざや黒子の治療…これも加熱と冷却のバランスです

レーザー照射の基本は、加熱破壊したい細胞や組織に的確に熱を伝え、温存したい細胞や線維は冷却してダメージを防ぐことです。無選択に高温にして破壊するレーザーはビーム径を絞って点状に照射し、特定の色だけに吸収されるレーザーは超短時間照射で熱拡散を防ぎます。細胞は死ぬがコラーゲン線維は破壊されない温度であれば、皮膚の基本的構造を保ったまま色のある細胞だけを取り除けます。
偉大な熱緩和理論はレーザー治療を一変させましたが、理論は理論であり現実世界との乖離があります。真空中の黒体の真球にエネルギーを蓄積させるのと、周囲に光を強く反射屈折させるコラーゲン線維やさまざまな形や色をした水の袋のような細胞がたくさん存在し、絶えず周囲を流れる低温の血液によって冷却され続けているメラニン色素の集団とでは、条件の複雑さが違いすぎます。その隙間を埋めるのが照射技術です。理論通りに当てたはずなのに効果が出なかったり火傷したりという現場の少なからぬトラブルの多くは、間違った照射法、照射規定を守らなかったから、というよりも経験値が少ないスタッフによる、肌質に合わない「規定通りの照射」によって起こると思います。

あざのレーザー治療説明ページへ

副院長(小川基美医師)の一人一人の診察に時間をかけた親身で丁寧な皮膚科診察には定評があります。

副院長の小川(女医)は日本皮膚科学会認定皮膚科専門医であると同時に、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医(皮膚科領域)でもあります。
また日本形成外科学会の会員で日本臨床皮膚外科学会専門医も取得しており、皮膚外科領域の技術も持っています。形成外科手術は形成外科の草創期に日本をリードした名医たちに直接指導を受けました。

このほか日本レーザー医学会や日本美容皮膚科学会、日本香粧品学会、日本皮膚アレルギー接触皮膚炎学会、日本スポーツ医学会など多くの学会にも所属し各種資格を持っていましたが、全ての資格を維持するには多大なエネルギーを必要とします。論文執筆や学会発表などに力を注ぐより、日々の診療に精力を集中する方が良いと考え、一部資格の更新は中断しました。(開業当時は他院に倣って各専門医証書を掲示していましたが、現在はやめました。)
今は大江橋クリニックの標榜診療科である皮膚科・アレルギー科に絞って勉強を続けていますが、それでも年に何回も行われる学会の学術集会や講習会には頻繁に出席して知識を新たにしています。以前は1週間の診療を終えた週末に全国で開かれる学会に参加するため最終の新幹線や飛行機で出張する日々でしたが、コロナ禍によりネット上で会議や講習会に参加できるようになったため、最近数年はむしろ参加頻度を増やすことができるようになりました。これだけはコロナ蔓延社会の良い方向への変化かもしれません。 各種の専門書もAmazonなどでほぼ即日入手できるようになったので、勉強もしやすくなりました。多方面の知識に裏付けられた総合力は健在です。まず一度診察を受けてみてください。わかりやすい説明と情熱的な診療にハマる患者さんも少なくありません。

かゆみ(イメージ写真)

ニキビ治療の一例(皮膚科治療と複合レーザー治療の組み合わせ)

診察に時間をかけることによって 初めて見えてくるものがある

いつも車で通り過ぎる道を、ゆっくりと時間をかけて歩いてみてください。今まで目に止まらなかった風景が様々に五感を刺激する事に驚くでしょう。こんなところにこんな建物が、記念碑が、祠や石仏が、あった事に初めて気づくでしょう。

どこに行っても皮膚科の診察は一瞬で、ろくに見てくれずにお薬をくれるだけ。治らなかったから一度しか行ってない。そんな話を患者さんからよく聞きます。

ひと目で診断がつく名医に見てもらったなんて素晴らしいですね、ここではそうはいかないのでいろんなことをお尋ねします。そんな冗談から診察が始まります。

正確な診断から全てが始まります。患部の詳細な観察なしに治療は開始できません。患部を観察し、触って、写真を撮ります。この方針はどの病気・症状についても同様です。電話やメールでの診療内容に関するご相談は基本的にお受けしていません。症状を実際に見せて頂き、治療法については診察時に詳しく説明します。医師が患者さんの肌に軟膏を塗りながら塗り方を説明している皮膚科クリニックは少ないと思います。患者さん自身が治療方針や治療法を理解して日々実践していただかないと、良い結果は出せないと考えています。

大江橋クリニックの皮膚科診察は長い!初診はもちろん、経過の長い患者さんでもじっくりお話を伺って、もう一度患部を見直して、なぜこの症状が引き起こされたのか、原因の究明にも力を注ぎます。なぜ良くならないのか問題点を洗い出します。使っていた薬、前医の治療と経過、生活習慣や日常使用している化粧品、サプリメントなど、詳細に検討します。当たり前に毎日していることの中に原因が潜んでいることが多いので、人によっては毎回しつこくサプリは?趣味は?ペットは?仕事は?洗顔の仕方は?と色々なことをお聞きします。

今までの治療経過を詳しく教えてください

少しでも効率的に診療を進めるため、ご自身でも経過をできるだけ詳しくまとめ、問診票には全てを正確に記入してください。どこの病院でどんな薬を出されたのか、いつからいつまで、何日間塗ったのか、変わらなかったのかよくなったのにぶり返したのか、最初にできたのはどこ?その時痒みはあったのか、等々。
言いたくない、わからない、忘れた…。前医とトラブルになったり信頼できなくなったりした場合は思い出すことも嫌な場合もあるかもしれません。それでもできるだけ詳しく思い出してください。情報が少ないと正しい作戦計画が立てられず、治療効果が得られないことすらあります。とりあえず、の治療は行わないほうが良いこともあります。

軌道修正は素早く

症状は短期間にどんどん変わっていきます。症状の変化の方向性から難病の初期の兆しに気づき専門医に紹介して救命できたり、他の専門医が見逃していた微細な症状を重視して保険適応のない特殊な検査をあえて実施し、得られた結果から重症化を予想してほぼ無症状のうちに大病院に紹介でき、結果的に大事に至らなかった例は少なくありません。最初のうちは数日毎に見せていただき、改善度によって薬を変えていきます。皮膚科の薬の効き目は個人差が大きいのです。みんなが同じ薬で治るわけではありません。あなたにふさわしい組み合わせが見つかるまで通ってください。そんなふうだから、いつも皮膚科の外来は話をいっぱいして写真をたくさん撮ります。よろしくおつきあいください。

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皮膚科疾患の簡単な解説

耳の手術(耳介形成術など)まぶたの手術(眼瞼下垂症手術など)を主に積極的に行っています。詳細については上記の各項目を参照してください。特に耳介軟骨形成手術を始め、耳介の形を正常に近づける手術に関しては、理論的にも手術方法に関しても、大学病院の形成外科を含め国内で大江橋クリニックに匹敵する実績を上げている医療機関は少ないと思います。どうしても自慢めいてしまいますが、これは本当のことで、福岡、島根、静岡、東京、新潟と様々な遠方から、通える範囲で探したがどうしても見つからなかったからと大阪までお越しになる患者さんがたくさんいます。
乳輪乳頭の形成やヘソの手術、保険適応のない傷跡の手術、他院で手術されて術後の経過が悪いまま治療終了になってしまったケースなどは、診察の上大江橋クリニックでお引き受けする方が良い結果を出せると考えた場合に行います。お近くの医療機関の標準治療で十分に効果が望める場合は、そのように申し上げて診察だけで終了することがあります。

美容医療では時に患者さんの希望を優先するあまり、正常な機能を破壊して外見を優先する手術が行われることがあります(いわゆるタレ目手術や目尻切開などが代表的です)。大江橋クリニックでは美容医療は健康を損なってまでするものではないと考え、こうした手術は行っていません。できる限り健康を損なわない範囲での最善の治療を提供しています。
患者負担の軽減を名目に、医師が手を抜ける簡単な手技を勧める医療機関もありますが、手軽さよりも確実性を重視します。
術後のガーゼやテープはガッチリと固定しますので目立ちます。その日の快適さより、年月を経て長持ちする結果を。最終的な自然さにつながる治療を目指しています。

現在の大江橋クリニックは、美容外科手術の引き出し(メニューの種類)はあまり多くはありません。過去には様々な手術を行ってきましたが、なんでもやる美容外科ではなく、本当に自信のあるものだけを提供し、他の医療機関で行っても良い結果が予想されるものについては、治療法の相談のみを行ったり他の施設をご紹介したりすることにしました。
脂肪吸引や豊胸などボディスカルプティング的なものは行っていません。鼻の手術や陰部(性器)の形成、レーザーによる刺青治療なども、特にその方面の治療に精通しているわけではないので、わざわざ大江橋クリニックに通って治療を受けていただくメリットがそれほど大きくないと考えます。埋没法による重瞼手術やフェイスリフト手術なども特別の事情がない限り積極的にはお受けしていません。症例数の多いところで治療を受けて無難な結果を得た方が良いのではないでしょうか。いわゆるわきがの手術や注入物による治療(ヒアルロン酸注射など)も、ご相談があれば行うことがありますが、特に積極的にはお引き受けしていません。
各種の手術法のメリットやデメリットの説明、どう言った治療が向いているかなどのセカンドオピニオンとしてのご相談は、知識がリフレッシュできている分野であれば特にお断りせず応じていますので、お気軽にご相談していただければと思います。

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耳介形成手術

立ち耳の手術

まぶたの手術

上まぶたのたるみを切除する

下眼瞼のたるみ手術

傷跡の仕上げ手術

最新ではなく最善の治療を目指します

美容診療に真剣に取り組んでいます。ただし、最新の治療をなんでもやるというわけではありません。理論的に正しく、効果が確かめられているものだけを、慎重に選んで行っています。
怪しげなもの、しなくても良い治療、健康に害を及ぼす可能性のある治療は避けています。

※ 写真は美容レーザー専用の待合室

まず一度美容診察を受けてみてください。その結果健康保険の範囲で行える治療については保険を適用して、美容的なお悩みとみなされるものは自費で診療を行います。
どんな相談が美容(自費)診療になるのかは、下記ページのお知らせを参照してください。

自費診療の料金表

正確な診断を行うための「診察」が最も大切と考えており、大手美容外科によくある集客のための無料相談や医療知識の乏しい無資格カウンセラー等によるセールストーク等は一切行いません。自費の初診料は税込5,500円かかりますが、診察料に見合うだけの内容はあります。

最新は最善ではありません

美容医療では時に「最新の」と銘打って、効果のあやふやないかがわしい治療を患者さんを実験台にして行われることがあります。いわゆる「先行者利得」として、「最新のレーザー治療!」などとキャンペーンを打って効果の不確かな治療を高額で行う例が後を絶ちません。大江橋クリニックでは美容医療は若さと健康を保つ予防医療でもあると考え、最新ではなく最善の治療を提供しています。美容を目的とする医療には保険が利きませんが、健康保険が認められなくても、根拠のある安全な医療を提供するという治療の方針・方向性は変わりません。自分で費用を負担するのですから、堂々となりたい自分を目指しましょう。

なぜ実験台になりたがるのでしょう?
既存の医療に飽きたらない人が、新しいものを試してみたくなる気持ちもわからないではありません。
しかし、最新の機械、最新の治療法の多くはアイディアだおれで理論通りの効果を出せず、1〜2年で廃れ、消えていきます。中には多くの被害者を出したり、理論自体が否定されたりするものもあります。
大江橋クリニックでは、新しいものはまず疑いの目で見ます。1年か2年様子を見て、副作用報告や失敗例の学会報告が出揃うのを待ちます。多くの施設で安全に使用でき、特に危険な要素がないものだけを慎重に取り入れていきます。
大江橋クリニックでは最新の治療は受けられません。それが信頼と安心につながるのだと考えています。

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美容皮膚科診療の受け方

ファンデーションのいらない肌つくり

スキンケアのプロに任せてみよう

おすすめ治療一部紹介

他にもいろいろな治療を行なっています。

様々な疾患の例。下の写真左からケロイドの治療、黒子の切除、爪の剥離や変色、酒さによる鼻の血管拡張、出べその手術。ここには挙げていない治療も色々あります。まずお問合せください。

皮膚のトラブルに関しては大抵のことは相談できます

形成外科医と皮膚科医が協力して、皮膚や美容の相談に応じています。二人とも様々な経験を積んでいますので、かなり色々なことに対応できます。大江橋クリニックでは全身麻酔を必要とする大がかりな手術や、特殊な機器や機材を必要とする検査などはできませんが、二人の人脈を生かして、その方にあった医療施設のご紹介もしています。

名医をたくさん知っています

大江橋クリニックの近所には関西電力病院、住友病院、北野病院など高度な医療を提供できる優れた総合病院があります。形成外科・皮膚科領域だけでなく、様々な科の部長や専門医と交流があり、必要に応じてそれらの病院の適切な診療科をご紹介することができます。
場合によっては眼科、耳鼻科、整形外科、神経内科、精神科、血管外科、内科などのそれぞれ経験豊富なクリニックの先生に直接ご紹介することもあります。また二人の母校である京都大学、関西医科大学にご紹介する場合もあります。

体の表面の病気や異常に対応できます

皮膚だけでなく毛髪や爪、さらには血管や脂肪組織、時には筋肉や腱なども治療の範疇に入ることがありますが、原則的には皮膚表面から見える部分のお悩み全般に対応するクリニックという理解をしていただけたらと思います。

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当サイトにおけるイメージ写真、症例写真の扱いについて

以下は主に医療広告の規制に関心をお持ちの方や厚労省が委託している医療機関ウェブサイトの監視業務担当者向けに書かれています。
当サイトをご自身の病気やトラブルを解決するための情報源としてご利用になる患者さんや一般の方にとってはあまり意味がありません。読まなくて大丈夫です。

医療広告ガイドラインについて

2018年厚生労働省は医療広告ガイドラインを改訂し、医療機関のウェブサイトをそれまでの「患者さんへの無償の医療情報提供の手段」ではなく集客(集患)のための「医療広告」と見做すようになりました。その際医療広告の内容を診療時間や所在地などの表示に限り治療内容に関する広告はほぼ一律に禁止していた従来の方針を改め、「患者さんにとって有益な情報提供ならばある程度認める」方向にシフトしました。

重要な前提として、そもそも厚労省は「医療機関ごとに医療水準の優劣がある」という明白な事実を認めない立場(建前主義と言っても良い)をとっていて、どの医療機関も同じ水準の医療を提供すべきであり、突出して良質な医療を提供する医療機関(いわゆる名医)は存在しない(してはいけない)という考えを持っているため、例え事実であっても他の医療機関と医療水準の優劣を比較するような広告は一切禁止していて、今回の改訂でもその方針は堅持されています。

したがって、いわゆるビフォーアフター写真(治療前治療後の比較写真)をサイトに掲載することは、患者さんがその医療機関の医療水準が他よりも優良であるかの如く「誤解する」恐れがある(優良誤認)ため禁止されています。
しかし、それまで長年医療機関のウェブサイトは情報提供の手段に過ぎず医療広告ではないと規定してきたため、全国の医療機関のサイトには自院の特色や治療内容の解説、医師の著書の紹介や患者さんの感謝の声、たくさんの症例写真などが溢れていました。これを「今後は医療広告と見做して全て禁止!」としてしまうと、これまで多くの患者さんの「医療機関選択の基準」ともなっていた重要な情報がインターネットの世界から一律に削除され、患者さん・国民の医療内容について知る権利が厚生労働省によって大きく損なわれることになります。これはさすがにまずいと思ったのでしょう、医療広告ガイドラインでは一定の条件をつけ「条件をクリアすれば」限定解除、すなわち一律禁止ではなく条件付き掲載を認めることにしました。

大江橋クリニックのサイト改訂について

大江橋クリニックでは、大江橋の北詰に開院した2006年当時からウェブサイトを自作しており、特に2007年からは医療情報を積極的に開示していく方針をとってきました。法改正がなされた2018年当時、すでに2007年から11年間書き溜めてきた大江橋クリニックの100ページを超えるサイト内には、豊富な症例写真以外にもクリニックで使用している「医療機器や薬剤の商品名」や「クリニック独自の治療法」など新ガイドラインに抵触することになった記事がたくさん含まれていました。
それまでは患者さんが自ら検索して得た情報は、クリニックから患者さんに送る院内誌や掲示してあるポスター、患者さんが手に取れるようにしてある院内パンフレットなどと同じ扱いで医療広告とは見做さないことになっていたので、症例写真だけでなく様々な記事をクリニックのサイト内や関連ブログにたくさん掲載してきたのです。大量なので一度に書き換えることは不可能でしたが、全て削除するのは患者さんの選択の自由を奪い、大江橋クリニックで治療を受けたいという患者さんにとって不利益をもたらすと考えました。
そこで、2018年6月(新ガイドラインの発効した月)頃から、今までのサイトを全体としてPC版アーカイブ(書庫)にまとめて特段改訂せずそのまま別フォルダ(アーカイブフォルダ)に格納し、モバイル版の新しいサイトを作って徐々に患者さんにとって有用と思われる内容を移行していくことにしました。

その際、症例写真は患者さんへの情報提供として特別な意義があると考えて、一律削除ではなくむしろ拡充することとしました。アイキャッチによる誘引を目的とした「広告」と誤解されにくいよう、検索などで当クリニックのサイトを訪れた訪問者が最初に見るページには誤解を招くような症例写真はあまり表示されておらず、文章を読み当クリニックの診療姿勢に興味を持ってサイト内を探索した時にクリックして初めて表示されるような仕様にしました。
単に近くにある医療機関を検索しているだけで、大江橋クリニックの特色を理解して受診するのではなく、手近な「処方箋屋さん」を求めている患者さんにとっては詳しい説明など不要でしょうし、地図や診療時間さえわかればそのまま引き返すでしょう。大江橋クリニックの診療姿勢に興味を持ち、各項目をじっくりと内容を読んでみようと考えた方にだけ表示されるような仕組みになっていれば、症例写真とその解説はクリニックを実際に受診して説明を書いた本人である医師から直接説明を聞くのと事実上同じことになるはずと考えたのです。
実際上、キーワードの検索から当サイトへやってくる訪問者の85%程度はページ内を一度もクリックすることなく1秒以内に他のサイトに行ってしまいます。特定の記事に関して内容をじっくり読んでみようと思った人だけの目に止まるのであれば、大江橋クリニックを実際に受診して院内パンフレットを持ち帰って読むのと差はないはずです。そう考えたのですが、厚生労働省の考えではどうやらどんな形であれサイトのページを見た人は大江橋クリニックの医療広告に誘引されることになるようなのです。

監視機関からの注意喚起について

2022年2月頃、厚生労働省の委託先機関と称する「デロイト トーマツ コンサルティング合同会社」というところから大江橋クリニック宛の手紙が届きました。当サイトに「ガイドラインに抵触する内容を発見したので適切な対応をとるように」との「注意喚起」をする目的だとのことでした。「医療機関ネットパトロール」なる密告サイトがあるそうで、おそらくそこに「同業者」の誰かが通報したものと思われました。こうしたサイトがあることは知っていましたが、運営会社の情報開示も不十分で、公的機関を装ったいわゆるフィッシングサイトの一つと思い放置していました。ところがそれは厚生労働省が外部の下請け会社に丸投げした「監視機関」だったようです。
注意喚起とあるものの、指摘した内容をおよそ1ヶ月で改善しなければ違反広告として都道府県に報告する、との脅し付きです。おそらくはサイトを調査しているのは医療者でない監視専門業者であるらしく、重箱の隅をつつくような数多くの指摘のなかには確かに納得できるものもありましたが、意味不明なものや解釈の違いにより不当に思えるものもたくさんありました。何よりその多くは既にアーカイブに保存した「古いPCサイト」に対するものでした。
大江橋クリニックのサイトは院長個人が診療の合間に少しずつ書き換えているため、モバイルサイトへの移行には時間がかかっていました。監視業者が想定しているような「大手広告会社が制作する患者誘引用の広告サイト」と違い、一つのリンク切れを治すのも診療の合間、合間に少しずつhtmlファイルやスタイルシート、画像を入れ替えるので1日がかりです。全体を書き換える大掛かりな更新には数年を必要とするでしょう。その間の当クリニック訪問者への利便性を考え旧PCサイトを残して「検索すれば見える」ようにしてあるのですが、特に宣伝もしておらず基本的にはいわゆる「過去ログ」に属する「アーカイブフォルダ」に移動したページは特に改訂する予定がありませんでした。徐々に内容を更新している現在のサイトのページに文章などを移行した後はいずれは削除するべきページなので、コロナ禍で非常に多忙な折、古い記述を修正する余力がありません。
金額の表示の仕方や説明不足な点など一部内容は指摘を踏まえて急いで書き直しましたが、このためレイアウトが崩れてしまい読みにくくなったページもたくさん発生しました。結局時間の関係であとは放置しています。そもそもほとんどが「医療広告ではなかった」2012年頃に書いた古い記事であり、患者を誘引する意図もなければ、その効果もないようなページです。全く宣伝していないため訪問者もごく稀です。(中には最近1ヶ月間にトーマツ関係者と思しきアクセス1件しかないページもありました。)平均して一月に数件しかアクセスがないような古いウェブページを長時間かけて現在の基準で編集し直すほど暇ではありません。10年以上前の記述ですから時代に合わない古いものも多々ありますが、それは患者さんが見ればわかることです。もちろん見ようと思えば見えるところに置いてあるので、丹念に検索すれば見つかるでしょう。それすら違反だとして削除命令があるのであれば削除するか検索にかからない場所に移すなど適切な処置をします。しかしいわば図書館の奥にある古い本のようなページに対してそんな手間をかける必要があるのでしょうか。
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2018年に作成を始めたモバイルサイトには今後も必要に応じて様々なイメージ写真や症例写真を掲載していく予定でしたが、今回の指摘を受け現在のところ大きな変更は控えています。実はこれをきっかけにしたわけでもありませんが、大幅なサイトデザインの改定も予定しており、すでに一部のページは新しいレイアウトで作成を開始しています。大阪万博の頃には完成しているといいのですが。今度は様々な大きさの画面に対応できるよう(ただし醜いリキッドデザインではなく大きさごとに表示デザインを分けた)見やすいページを予定しており、その際には特に症例写真に関してはこれまでにも増して単純な術前術後比較写真ではなく、手術の際どういう点に注意を払っているかなど患者さんの理解が深まるように説明をつけて掲載していくつもりでいます。
随所に挿入してあるイメージ写真については、「医療に関するものでない場合は特段制限しない」そうですが、医療に関するものでないかどうか判断が難しいケースは多々あります。このサイトでも耳や目など体のパーツのイメージ写真について、ネットにある写真集から拾ったものと大江橋クリニックの患者さんの写真とを厳密に区別してはいません。患者さんのものは厳密には症例写真と言えるかもしれませんが、イメージ写真のように扱っているものもあります。
手術内容を説明する症例写真に関しては現在もできるだけ説明をつけていますが、ガイドラインにいう宣伝・集客を目的とした「ビフォーアフター写真」とは位置付けや考え方が異なります。当サイトにいわゆるビフォーアフター写真はありません。基本的にそういう考え方をしていないからです。

いわゆる「ビフォーアフター写真」とはレストランのメニューにある料理写真や商品見本のように注文の際に参考にする見本だと思うのです。それなら確かに「治療法や値段、治療期間やリスクが書いていないものは不可」としてもいいかもしれない。メニューに「時価」と書いてあるようなもので、患者さんも注文すべきかどうか迷うでしょう。しかし治療方法の解説や治っていく経過、あるいは特殊例の治療に対する考え方などを説明する際に用いる参考写真に関しては、症例写真とはいえても「ビフォーアフター写真」という呼称はふさわしくないと思いますし、写真ごとに一律にそうした記述を義務付けるのもサイトの編集方針を無視したものでふさわしくない気がします。

ガイドラインについて再び

確かに色々な医療機関のサイトを見ていると、これはいかがなものかと思える表現に出会うことがあります。値引きやキャンペーンに類するものもあれば、ガイドラインに禁止例とされている表現と全く同じ大見出しを掲げているクリニックもたくさんあります。たくさんのクリニックのサイトに全く同じ写真がさまざまに加工されて掲載されています。素材辞典の「女性編」あたりから探してきた「パーツモデル」の写真です。(素材辞典はたくさん持っているので、見ればわかります。)
実際の術後写真より綺麗ですし目も引きますが、そうした加工写真は特に問題がないようです。アイキャッチとしてはこちらの方がよほど有害でしょう。しかしそうした俗悪なサイトは編集方法が一様なため懸命な患者さんなら一眼見れば怪しさが大体わかりますし、わからないで引っかかるとすれば引っかかる側の勉強不足か常識不足でしょう。サイトをパトロールしている担当者の方にも、そうしたサイトをきちんと見分ける目を持っていただきたいと思います。
悪質なものは多分取り締まった方がいいとは思います。ですが、そうした取り締まりはどちらかといえば消費者庁や警察の担当であり、真摯に情報提供しようと努力している医療機関に対する厚生労働省による行き過ぎた「規則」「禁止」が日本の医療を萎縮させ発展を阻害していると思うことも多々あります。消費者保護・患者保護と言いながら、消費者の自由な選択を助ける多様な情報を禁止するのはなぜでしょうか。一般の人は厚労省が考えているような馬鹿ばかりなのでしょうか。厚生労働省は良質な医療機関の味方となって、医療機関が積極的に有益な情報を発信するよう促すべきなのではないでしょうか。医療広告に限らず、コロナワクチンやジェネリック医薬品など、医療には本当は患者さんに理解してもらうべき情報を意図的に隠し、むしろ選択を誤らせる危険のある、わかっちゃいるけど言ってはいけない事が多すぎる気がします。今回の「注意喚起」には色々と考えさせられました。

大江橋クリニックでは、保険制度の仕組みや医療政策の矛盾点など、本来厚生労働省が患者さん・国民に対してわかりやすく説明すべき事柄に対して、各所で詳細な説明をおこなっています。厚生労働省はこうした情報発信にこそ努力すべきです。自分達さえわかっていれば良いという態度が医療不信を産んでいることをもっと反省すべきです。

もう一度書きますが、医療機関には優良なところとそうでないところが厳然としてあり、情報発信「するから」ではなく「禁止する」ことによって水準の低い医療機関が患者さんの無知を利用して淘汰されずに生き残り、患者さんの貴重な治療機会を奪っているのは事実です。情報発信を政府の組織が禁止するのは民主主義とはいえません。真剣に医療に取り組んでいる医療機関ほどさまざまな規制に縛られて疲弊しています。民主主義国家の公務員である厚生労働省が権威主義的な姿勢を変えることを切に望みます。